update:2013年12月24日 最終更新日:2019年1月16日

挫骨神経痛

はらだ鍼灸整骨院 院長 原田浩一

筆者
はらだ鍼灸整骨院 院長 原田浩一

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坐骨神経痛とは

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坐骨神経痛とは、お尻から太股の後ろ側にかけて現れる、鋭い痛みや、痺れ、麻痺などの症状のことを坐骨神経痛といいます。

実は坐骨神経痛とは病名ではなく、「坐骨神経が通っているところに痛みを表す症状」を総称した言葉です。

坐骨神経痛は、神経が腰部から出て、骨盤をくぐり抜け、お尻の筋肉から顔を出す間のどこかで圧迫や締め付けなどの障害が起きたために発症すると言えます。

坐骨神経痛は多くの場合、腰痛に引き続いて発症し、お尻や太股の後ろ、下腿部外側や後面、足先の指などに痛みやしびれを引き起こし、麻痺や痛みによる歩行障害を伴うことも多く見られます。

坐骨神経痛は、筋力・骨の強度が衰えてくる中高年の世代に最も多く発症しますが、若い世代の発症も少なくありません。

そもそも坐骨神経とは?

坐骨神経は、腰から骨盤、お尻を通って足先まで伸びている末梢神経で、ペン軸ほどの太さがあり、人体で最も太い神経です。
末梢までの長さが、1メートル以上あります。
坐骨神経は、太股と足の筋肉を支配している末梢神経で脳からの運動指令を伝え、歩く、身体のバランスをとる等と行った働きをしています。

挫骨神経痛の症状

椎間板ヘルニア

症状と原因の分析

ヘルニア

一般的には「椎間板ヘルニア」がよく知られています。
腰の間にあるクッションである椎間板の中の髄核が後部にはみ出し、神経を圧迫して引き起こします。
急激な力がかかる若い世代に起こりやすい疾患です。
神経が刺激されると、坐骨神経が通っている範囲に症状があらわれるのです。

椎間板ヘルニアの原因に対する当院の治療方針

椎間板ヘルニアは、神経が圧迫されている部位で激しい筋肉の緊張や筋膜の炎症がみられます。筋肉の浅い層から深層へ根気よく緊張や炎症を取り除いていきます。浅層や中層の筋肉が緩むと、深層の筋肉も緩みます。
根気よく一鍼一鍼丁寧に進めていきます。
悪いところがだんだん癒やされていくと、痛みは緩解され、激しい痛みも嘘のようにひいていきますが、完全に痛みが取れるには一定の期間を要します。

腰椎の分離症

症状と原因の分析

「腰椎の分離症」は、小中学生、高校生のスポーツ選手に好発する腰痛の代表的なものです。
腰椎の上下の椎間関節部に強度の圧迫や力が持続的にかかることが原因で、疲労骨折を発症します。
分離しているからといって必ず腰痛などの症状が出るとは限りませんが、そこに強い剪力がかかったり、筋力が低下したりすることで、腰の筋肉が緊張や炎症を引き起こし、腰痛や坐骨神経痛を引き起こします。

腰椎の滑り症

症状と原因の分析

腰椎の分離に伴って、この分離した状態では骨が前方へ出るように滑ってしまい、神経が刺激されることによって、坐骨神経痛や脊椎間狭窄症などの症状を起こすことがあります。分離して椎骨が前方へ滑った状態を、分離滑り症と言います。滑りが大きいほど神経の刺激も受けやすく、痛みやしびれに繋がります。

腰椎の滑り症・分離症の原因に対する当院の治療方針

腰椎の滑り症や分離症は、腰椎の前腕が強くなると椎骨が前に滑る力が大きくなるので、前腕が過度にならないように矯正が必要です。
一番重要な治療は、下肢に対して体幹を安定させるように働く腸腰筋を調整し、その働きを意識づけることです。
腸腰筋が正常に働くようになれば骨盤の前後傾の安定が図れます。お尻や大腿後面の筋肉、腹筋を強化すると腰椎の前腕が過度にならないように働き、自分の筋肉がコルセットの代わりとなって、更に滑りが起こらないようになります。
このリハビリは再発防止のための最善の予防法となります。
当院では、この疾患を持つ方には必ず上記のリハビリを行って頂きます。

梨状筋症候群

症状と原因の分析

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お尻の奥に、お尻を横切るようについている筋肉(梨状筋)の中を走る坐骨神経が、外傷やスポーツ活動で圧迫されて起こる痛みやしびれのことを言います。
梨状筋は、仙骨から大腿骨の上部先端についている筋肉で、足首を外側に回したり、太股を外側に上げる働きをしている強力な筋肉です。
スポーツや仕事などで腰や股関節等に負担がかかり続けると、坐骨神経が圧迫され、坐骨神経痛などの症状が現れます。

梨状筋症候群の原因に対する当院の治療方針

梨状筋症候群は、意外と健脚で足をよく使う活動的な方が、腰や股関節に負担がかかることを続けることで発症することが多いです。
一般に、単純X線写真には写らないので、見落とされるケースもあるのか、何年も苦しんで来院される方もおられます。
梨状筋症候群は、臀部痛と坐骨神経痛が特徴です。
梨状筋症候群は軽いものなら5回程度で改善されます。重症で何年も痛みやしびれがともなっているもので20回ほどかかったケースもあります。
梨状筋症候群は、鍼灸治療が著効をあらわすので、早めの来院をお勧めします。

腰部変形性脊椎症

症状と原因の分析

背骨の椎体と椎体との間に挟まっていてクッションの役割をしている椎間板が薄くなったり、椎体が臼状になり、先端部にとげ状の突起が出来る変性、変化を変形性脊椎症と言います。骨と椎間板の老化によって引き起こります。
痛みは、腰から臀部にかけての広い範囲に感じ、手のひらを当てて痛む範囲を示せても、指で示すことが出来ないのが特徴です。更に、いつも起床時に腰が痛いなどの症状が起こります。

腰部変形性脊椎症の原因に対する当院の治療方針

腰部変形性脊椎症はまず、治療により筋肉の緊張や炎症を取り除くことが大切です。しかし、椎骨の変形や椎間板が変性すると、筋肉が絶えず緊張や炎症を起こしやすくなります。
ですから、症状が治った後も、できるだけ身体を動かし、積極的に筋肉を鍛え、骨への血流を促し、退行性変化を防ぐことが大切です。
病気が進行すると、腰部脊柱管狭窄症などに発展する場合があります。

脊柱管狭窄症

症状と原因の分析

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神経が通っている背骨の中央にあるトンネルが、老化などが原因で狭くなり、神経が圧迫されて、下半身に痛みやしびれ、麻痺を引き起こします。
進行すると、長時間歩いていると、腰の痛みや、下肢に痛みやしびれ、つっぱり感がでるようになり、足が前に出なくなり、休息をすると再び歩けるようになる症状(間欠性跛行)が発生します。
脊柱管狭窄症の症状の特徴は、間欠性跛行です。

脊柱管狭窄症の原因に対する当院の治療方針

脊柱管狭窄症は、進行性の疾患であるので、間欠性跛行などの症状があらわれたら即来院して下さい。
当院では、提携している病院をご紹介し、精査して頂きその後治療を施しますが、治療は椎間板ヘルニアに準じます。
脊柱管狭窄症は進行性の疾患であり、また鍼灸治療はこの疾患に対して大変効果があるので、症状の軽い内に積極的に治療を開始することが大切です。

椎体の圧迫骨折

症状と原因の分析

椎体の圧迫骨折は、転落、交通事故など外傷性のものもありますが、鍼灸院でときおり遭遇するのは、老人性の圧迫骨折が多いです。
特に、閉経期後の女性では脊椎が骨粗鬆症の状態となっていることがあるので、わずかな外力でも骨折を起こすことがあります。
老人の場合では、爪を切ろうとして前屈したとき、靴下をはくとき、布団の上で尻餅をついたなどの日常動作で容易に骨折することがあります。
圧迫骨折と言う言葉は、患者様にとってはあまり響きのよくない言葉であって、おそらく患者様は、この言葉から「重い病気」を連想するに違いありません。

椎体の圧迫骨折の原因に対する当院の治療方針

腰椎の圧迫骨折はコルセット固定や安静を指示され、薬を飲んで寝ているだけのケースも多く見られます。
しかし、鍼灸治療を施すことで、骨折が治癒するまでの痛みの軽減と、緩解までの時間の短縮という効果が得られます
骨折と鍼灸治療は関係ないと思われている方もいるかもしれませんが、鍼灸治療は骨に負荷をかけずに筋肉の緊張や炎症を強力に取り除くことができるので、鍼灸治療の併用が一番望ましいと言えます。

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