鍼治療後に身体がだるくなるのはなぜか?

鍼治療後、一時的にだるくなるなどの症状のことを東洋医学で瞑眩反応と呼んでいます。瞑眩とは、東洋医学では自然回復力が鼓舞されて、疾病が改善される良い方向として捉えています。

首や背中の緊張、肩こりや腰痛などは、よく経験したことがあると思います。この時、精神や肉体疲労により筋肉の過剰な収縮をもたらし、神経の圧迫や血管の収縮が起こっています。
鍼治療によって筋緊張が緩んで血流が改善し、圧迫され正しく働けなかった神経が正常に働くことで、筋肉や組織間にあった有害物質や老廃物が血中や組織間に排出されるからです。そのために身体が一時的にだるく感じることがありますが、心配はありません。
この老廃物は、息や汗、尿でも排出されますが、最終的に通常8時間で便ですべて排出されます。
身体が-正常な働きを取り戻し、健康な身体の状態にするために起きる反応です。

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筆者
はらだ鍼灸整骨院 院長 原田浩一
"はり・灸と健康は仲がいい"

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