五十肩・四十肩とは

筆者
はらだ鍼灸整骨院 院長 原田浩一

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五十肩とは?

五十肩は、正式名称を肩関節周囲炎といい、肩関節の周囲に起こる炎症全般のことを指します。
五十代、四十代の方に多く見られる症状から、「五十肩」「四十肩」と一般的に呼ばれています。
好発年齢は40~60歳で、50歳代を中心に明らかな原因無しに、ある日突然激しい痛みを伴い発症します。
>五十肩とは?五十肩の症状は?を詳しく見る
(参考:五十肩とは?なりやすい人の特徴と主な症状、糖尿病・更年期との関係 | NHK 健康 チャンネル)

四十肩とは

五十肩と同じ症状の事を指しますが、四十肩は五十肩に比べて早く改善します。これは40歳代が体力や代謝能力などの一つの体質の変わり目であり、それほど体質が悪化していないことが関係していると考えられます。
四十肩は急性で発生し、ほんの数回で改善することが多いです。

五十肩の原因

五十肩は、怪我や外傷ではありません。
それなのに、なぜ突然痛みを伴い手を挙げれなくなるのでしょうか?しかも、数か月から一年にも及ぶのでしょうか?

東洋医学では、水分と血行不良によるもので、体内の新陳代謝の障害によるものと考えています。

新陳代謝障害の状態では、体内の老廃物が沈殿し長くとどまりがちになります。特に、関節や筋肉に停滞し、筋肉の収縮や関節の可動域を傷害させるのです。

40代50代になれば、身体の変わり目で、新陳代謝も衰えてくるころです。

食事の好みも脂っこいものがあまり食べれなくなり、食べる量も減ってきます。
それでも私たちは、豊かな生活の中で体内で必要なもの以上のものを取り入れることが多いです。
食生活において、過剰な栄養と水分の摂取は、新陳代謝の障害を起こします。

また40代50代は、社会的にも責任が多くなり、抱えるストレスも多くなってきます。

ストレスは胃や腸の働きを低下させ、さらに、新陳代謝を妨げます
その結果、関節内に老廃物が溜まりやすくなり、血流や水分代謝が悪くなり、筋肉が正常な弾力を失い、腕の重しに耐えがたくなり、ある日突然の痛みを発症します。これは、身体全体の新陳代謝の障害が肩という部分に現れたものです。

症状の現れ方は、人それぞれ違いますが、一番弱い所に現れます
目に現れば眼精疲労を起こします。
頭に現れれば、頭痛を引き起こします。

このような身体の機能的な障害が肩関節にあらわれたものが
五十肩であると東洋医学の視点では見ています。

ですので、
食生活の改善とストレスの発散も五十肩の改善につながります
汗がにじむ程度の10~15分の全身的なリズム運動も効果的です。

五十肩の症状

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五十肩・四十肩(ここでは総称して五十肩)は、ある日突然肩関節付近に鈍痛が起こったり、腕を上げるときに違和感や鋭い痛みを感じるようになったりと、急に発症します。
次第に痛みは鋭いものになり、急に腕を動かす場合などに激痛が走るようになります。
そして、だんだん関節の運動制限が引き起こされます。
関節の運動制限の度合いは人によって異なり、30~150度と様々です。
日常的な動作(髪を洗う、歯を磨く、炊事、洗濯物を干す、電車の吊革につかまる、服を着る、寝返りを打つなど)が痛みでできなく(やりにくく)なったり、鋭い痛みで目が覚めるなどの支障をきたします。
五十肩におすすめする体操・ストレッチ

五十肩の発症による痛みと可動域制限の経過

五十肩は、一般に発症から2週間の急性期、その後約6ヶ月の慢性期を経て、回復期となります

急性期には、腕を動かすと痛みがあり、腕が上がらなくなっていきます。安静にしているときにも、痛みが伴い、特に夜に痛みを感じることが多くなります。腕がだんだん上がらなくなっていき、徐々に関節の可動域が制限されていきます。

慢性期には、徐々に痛みが軽減しますが、腕が上がらない状態(可動域制限)は継続していきます。

回復期には、腕が上がらない状態(可動域制限)が継続しますが、痛みは少なくなっていき、可動域は徐々に自然回復していきます。

これらの回復経過には、1年前後を要するとされていますが、2年3年と罹患した後、来院されるケースもよくみかけます。
また、一度収まった症状が5年以上経ってから再発するケースも見受けられます。
予後は罹患期間に関係なく、痛みがあっても自動で上腕が上がるものは回復が早く、他動でも上腕が上げられないケースは回復が遅い傾向にあります。

(参考:五十肩(肩関節周囲炎)の原因と病態 | 日本整形外科学会)

一番気を付けないといけないこと

急性期は特に症状が悪化していく時期ですので、だんだん腕が痛みで90度以上、上がらなくなっていきます。痛いので放っておくと、急性期の4か月の間で90度で固まり、それ以上挙げれなくなってきます。これを肩関節拘縮といいます。一度拘縮すると、慢性期が長引き、なかなか回復期に移行しなくなります。

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