月別アーカイブ: 2013年7月

update:2013年7月28日 最終更新日:2018年10月18日

わかりやすい中医学入門【肺】16

※効果や感じ方は人によって異なります

肺は嬌臓(きょうぞう)、デリケートなのです

暑い夏の日に外からクーラーのきいている部屋に帰ってきたとします。クーラーがきいていて「あぁ、気持ちいい。」と感じます。ですが、非常にききすぎると感じる人もいますし、適度にきいていると感じる人もいます。個人差があります。中には、鼻がむずがゆくなったり、くしゃみがでたり、ゾクゾクしたり、鼻がつまったりする人もいます。

暖かいところから寒いところ、寒いところから暖かいところへ出入りしていると、こういった寒熱(かんねつ)の刺激はひとつは鼻に、ひとつは皮毛(ひもう)に影響します。それらはともに肺に伝わるのです。その結果、肺が反応しやすいのです。

肺は寒熱(かんねつ)刺激(しげき)に弱いという特徴があります。肺は寒熱(かんねつ)の刺激に弱いところから、肺は「嬌臓(きょうぞう)」と呼ばれています。「嬌(きょう)」とは、弱いということです。

しかし、肺は実際には乾燥(かんそう)にも湿気(しっけ)にも弱いのです。乾燥(かんそう)や湿気(しっけ)を感じやすいのです。乾燥(かんそう)したところに行くと空咳(からぜき)がでたり、湿気の多いところに行くとくしゃみ、鼻水、鼻づまりや痰(たん)がでやすくなったりする方はいませんか?肺は寒熱(かんねつ)刺激(しげき)や乾燥(かんそう)、湿気(しっけ)にも弱く、デリケートな臓(ぞう)であるといえます。

※効果や感じ方は人によって異なります

update:2013年7月24日 最終更新日:2018年10月18日

わかりやすい中医学入門【肺】15

※効果や感じ方は人によって異なります

肺は水の上限

水の上限とは、脾(ひ)の昇清(しょうせい)作用により肺に上輸された津液(しんえき)を、肺が給水ポンプのようにはたらいて皮(ひ)毛(もう)や全身に散布し、さらに膀胱(ぼうこう)に下降させることです。
宣発(せんぱつ)・粛降(しゅっこう)によって全身に、そして下降して腎(じん)に送られますが、その水の出所はどこかというと、肺です。

肺はダムみたいなものだと思ってください。肺にためられ、全身にめぐっていくので、「肺は水の上限」といわれるのです。

宣発(せんぱつ)と粛降(しゅっこう)によって上へ外へ、下へ内へと津液(しんえき)の輸送をおこなっています。通調水道(つうちょうすいどう)という、水のめぐりをつかさどる肺のはたらきは宣発(せんぱつ)と粛降(しゅっこう)によっておこなわれています。

※効果や感じ方は人によって異なります

update:2013年7月21日 最終更新日:2018年10月18日

わかりやすい中医学入門【肺】14

※効果や感じ方は人によって異なります

衛(え)気(き)について説明しておきます。

衛気(えき)は、水穀(すいこく)の精微(せいび)より作られ、濁(だく)で剛健(ごうけん)な性質をもちあわせています。温熱性が強く、脈外を自由に運行し、皮膚や肌肉(きにく)の間をめぐって臓腑をあたため、皮毛を潤し、汗腺の開閉に関与しています。その性質は、動きがはやく、温熱性が強く活動的で、体表(たいひょう)付近に広く分布して、外からの病因の侵入に対して防御作用をはっきしています。

営気(えいき)もペアーとして一緒に覚えて下さい。
営気(えいき)は、水穀(すいこく)の精微(せいび)により作られた清(せい)く柔和な部分で、血液とともに脈中を流れて津液(しんえき)を脈中に注ぎ、血液を化生し、また、血液組成における重要な構成成分であり、全身を滋養します。

※効果や感じ方は人によって異なります

update:2013年7月17日 最終更新日:2018年10月18日

わかりやすい中医学入門【肺】13

※効果や感じ方は人によって異なります

皮毛(ひもう)をつかさどる

肺は皮毛(ひもう)をつかさどるとは、肺の宣(せん)発作用(ぱつさよう)によって、衛気(えき)と津液(しんえき)が皮毛(ひもう)に運ばれます。その結果、皮毛(ひもう)は衛気(えき)の作用によって温められ、防御されています。そして津液(しんえき)が皮膚に運ばれると、皮膚は適度な潤い(うるお)と光沢をもつことができるのです。宣発(せんぱつ)が悪くなると、皮膚がかさついたり、皮膚が潤(うるお)いを失うことがあります。

皮膚は体表(たいひょう)にあって人体を外界からまもるガードのような役割をしています。さらに皮膚と体毛がよく滋潤(じじゅん)されていてこそ、外界から人体をまもる作用が発揮されることを長期にわたりこの病理を観察した結果、皮毛と肺との間に密接な関係があることをつかみました

※効果や感じ方は人によって異なります

update:2013年7月10日 最終更新日:2018年10月18日

わかりやすい中医学入門【肺】11

※効果や感じ方は人によって異なります

宣発(せんぱつ)・粛降(しゅっこう)機能(きのう)が失調すると、皮膚が潤い(うるお)を失い乾燥したり、湿疹(しっしん)などがあらわれます。咳(せき)や痰(たん)、鼻水が出たり、鼻がつまったり乾いたり、においが分からなくなったりします。
顔や足はむくまないがおなかに水がたまるケースは脾(ひ)の問題で、脾(ひ)経が治療のポイントです。

足がむくむ、全身がむくむケースは腎(じん)の問題で、腎(じん)経が治療のポイントです。

脾(ひ)は昇清(しょうせい)作用(さよう)により津液(しんえき)を肺まで上昇させ、運化作用により、全身の水液運化(すいえきうんか)に関わっていることはお話しましたね。このように、水の代謝は脾(ひ)・肺(はい)・腎(じん)の三臓の協調関係でおこなわれています。

しかし、臨床においては、肝の状態が大きく関与してきます。肝は疏泄(そせつ)作用(さよう)をとおして水の代謝、および脾(ひ)・肺(はい)・腎(じん)の機能に大きく影響を及ぼすからです。どの臓、もしくはどの臓と臓の関係により水液(すいえき)代謝の障害が主におこっているのか見極めることが必要です。

※効果や感じ方は人によって異なります

update:2013年7月7日 最終更新日:2018年10月18日

わかりやすい中医学入門【肺】10

※効果や感じ方は人によって異なります

肺のはたらきによって大腸の伝導はバックアップされています。肺の粛降(しゅっこう)作用が低下すると、便秘がおこることがあります。ですから、肺の粛降(しゅっこう)作用を高めることで、便秘の治療をおこなうことができます。

ふだんから喘息(ぜんそく)気味の人は便秘がちな方が多いです。
便秘で困っている人にもいろいろなタイプがありますが、呼吸法により肺の宣発(せんぱつ)・粛降(しゅっこう)作用を整えて便秘を改善することができます。正しい呼吸を身に付けるということは、間違いなく便秘の改善法といえるでしょう。

さらに、むくみや浮腫(ふしゅ)、発汗の異常の改善法でもあるのです。肺の機能が失調して水のめぐりと関係すると、浮腫(ふしゅ)やむくみとなります。汗腺(かんせん)に影響すると汗の異常となります。

風(か)邪(ぜ)をひいたとき顔がむくむというケースは肺の問題で、肺経(はいけい)が治療のポイントです。

※効果や感じ方は人によって異なります

update:2013年7月2日 最終更新日:2018年10月18日

わかりやすい中医学入門【肺】9

※効果や感じ方は人によって異なります

腎(じん)に送られた津液(しんえき)は、「清(せい)」と「濁」に分けられ、「濁」の部分は腎(じん)の気化作用(きかさよう)により尿として膀胱(ぼうこう)に送られ、排出されます。そして、大部分の「清(せい)」は腎(じん)の温煦(おんく)作用(さよう)によって蒸騰(じょうとう)気化(きか)され、ふたたび肺に上昇し、全身に散布されます。腎(じん)はこのように津液(しんえき)を温め蒸化(じょうか)し、推動する力があるので「主水(しゅすい)」、すなわち全身の水をつかさどるといわれています。

水液(すいえき)の排泄はひとつは肺の宣発(せんぱつ)によって体表(たいひょう)に送られ、一部が汗として排泄されます。

もうひとつは粛降(しゅっこう)によって下降し、腎(じん)に送られ尿として排泄されます。

もうひとつは大便です。大便の中にも一定の水分がないと、便はカチカチになってしまいます。

このように、濁(だく)となった一部の津液(しんえき)が汗、尿、便として排出されますが、大部分はふたたび腎より肺に送られて再利用されます。このようにして、体内の津液(しんえき)は全身くまなく、絶えずくりかえし循環しています。

※効果や感じ方は人によって異なります

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