月別アーカイブ: 2013年4月

update:2013年4月30日 最終更新日:2018年10月18日

わかりやすい中医学入門【脾14】

※効果や感じ方は人によって異なります

たとえば、身体が非常におもだるい、気力が出ない、疲れやすい、などです。

気虚のような症状ですが、臨床においては、実証、または虚実(きょじつ)挟雑(きょうざつ)のケースが大半なので、識別が大切です。たとえば、元気はあるのですが、やる気がおこらない、動こうとすればいくらでも動けるのですが動きたくない、元気があるのですが疲れやすい、脈診では、指を押し上げる力があるとします。

舌診では、舌体がかたくしまった感じできめが粗く、舌を出す時、板のように力強く押し出されます。このような舌を老(ろう)といいます。さらに苔が多いとします。舌脈診において、指を押し上げる力がある老舌(ろうぜつ)は、おおむね実証と判断できます。すなわち何らかの邪(じゃ)の有余をしめしています。元気がなくやる気がおこらない、動くとすぐ息切れする、元気がなく疲れやすい、脈診では、指を押し上げる力が弱いか、まったく無いとします。舌診では、舌体がゼリーのようにやわらかく、きめが細かく、舌を出す時、ナヨナヨとした感じです。このような舌を嫩(どん)といいます。

舌脈診において、指を押し上げる力が無い嫩(どん)舌(ぜつ)は、おおむね虚証と判断できます。すなわち何らかの正気(せいき)の不足をあらわしています。

※効果や感じ方は人によって異なります

update:2013年4月26日 最終更新日:2018年10月18日

わかりやすい中医学入門【脾13】

※効果や感じ方は人によって異なります

日頃から痰(たん)が多い、のどがゴロゴロなる、さらに風邪(かぜ)をひくと痰(たん)がからんで咳(せき)や鼻が長引いてなかなか治らなくて大変困っているという方を、しばしばみうけます。

このようなケースでは、風邪(かぜ)を標(ひょう)としてとりあえず改善するために対応するのですが、脾の調節を本(ほん)として、根本的な解決法としては、痰湿をとりのぞき、脾の機能を改善することを同時におこないます。脾の機能を改善し、痰湿を生成させないようにすることが大切です。このように、口からはきだす、いわゆる痰を、「有形(ゆうけい)の痰(たん)」といい、肺にもっとも痰がたまりやすいことから、肺は「貯痰(ちょたん)の器(うつわ)」といわれます。

しかし、痰は「有形(ゆうけい)の痰(たん)」以外に、「無形(むけい)の痰(たん)」が存在し、体内のいたるところにはびこり、気機に影響して気の運動をさまたげます。そして、疾病の回復をさまたげるのです。湿がからんでくると、湿の重濁性(じゅうだくせい)と粘滞性(ねんたいせい)に関連した症状があらわれやすいのです。

※効果や感じ方は人によって異なります

update:2013年4月23日 最終更新日:2018年10月18日

わかりやすい中医学入門【脾12】

※効果や感じ方は人によって異なります

元来、脾の弱い人は、ストレスや精神的な刺激で肝の疏泄が失調すると、ただちに脾に影響があらわれます。そして、脾気が不足すると食欲の低下、お腹の張り、下痢などをひきおこすので、あまり無理ができないのです。

さて、脾の水液の運化に影響すると、水湿の停滞をひきおこします。
さらに、水湿が凝集して痰を形成します。水湿が集まって形成されるのが痰です。

ですから、脾の水湿の運化がきちんとおこなわれていれば、痰は形成されないわけです。水湿が停滞して痰が形成されるということは、運化と関係する脾の責任です。ですから、「脾(ひ)は生痰(せいたん)の源(みなもと)」といわれます。

痰がからんでいる病態の場合、かならず、脾の調節が治療のポイントとなります。湿の特性は、重濁性(じゅうだくせい)と粘滞性(ねんたいせい)です。粘滞性が作用すると、物の動きが悪くなります。気機(きき)を阻滞(そたい)し、気滞(きたい)とか気逆(きぎゃく)をひきおこします。

また、「気めぐれば血めぐる」ですから、気のめぐりが悪くなりますと、血のめぐりも悪くなります。血も動けなくなります。このように、たまって動けなくなると、血液や体内水分は、よごれて瘀血(おけつ)や痰濁(たんだく)を生じます。

このように、きたなくよごれた血液や水は、病気のもととなる物質、「瘀血(おけつ)」や「痰濁(たんだく)」という病理産物に変化してしまいます。

※効果や感じ方は人によって異なります

update:2013年4月19日 最終更新日:2018年10月18日

わかりやすい中医学入門【脾11】

※効果や感じ方は人によって異なります

また、感情がはげしくゆさぶられたり、情緒が不安定になるような出来事がかさなったとします。肝は情志をコントロールしていますので、ストレスや緊張が高まれば高まるほど肝はフル回転となり、極限に達して肝の疏泄に失調をきたすのです。

肝は、つねに脾の運化作用をバックアップしています。そして、脾は肝の疏泄のバックアップがあってはじめて、正常に機能します。ですから、肝の疏泄が失調しやすい人、すなわち、ストレスを受けやすい人は、脾のはたらきに影響が出やすいのです。肝(かん)の疏泄(そせつ)が亢進(こうしん)して、脾胃(ひい)に過剰に影響しますと、食欲の亢進や異常食欲があらわれます。おなかがとてもすくので食欲が旺盛(おうせい)となり、なかなかおさえることができません。充たされるまで食べつづけ、ついつい食べ過ぎてしまいます。さらに進むと吐(は)くまで食べてしまうのです。

この状態がつづくと、脾の機能がだんだんと低下して、運化機能に影響すると、やがて消化機能がおとろえてきます。おなかの張りや、便溏、下痢などを伴います。便溏とは、便が固まらず、軽く浮くような便のことです。

※効果や感じ方は人によって異なります

update:2013年4月16日 最終更新日:2018年10月18日

わかりやすい中医学入門【脾10】

※効果や感じ方は人によって異なります

さて、ふだんから規則正しい食生活をして、腹(はら)八分目(はちぶんめ)でバランスのよい栄養摂取をしましょうということですが、なかなかできにくいものです。

たくさん食べたり、ぜんぜん食べなかったり、また、油物やアルコール飲料、甘いものや身体を冷やす食べ物、熱を生じやすい食べ物など、知らず知らずのうちに、かたよりができるものです。また、いくらよいものをとっていても、食べる量が多すぎると病因になります。食べ物が私たちの身体にあたえる影響は大きいので、何を、いつ、どのようにして、どのくらい食べるかは、とても大切です。

ふだんの食生活が一番原因になりやすい臓腑は、脾です。脾は、水穀の精微から気・血・津液・精を生成します。後天の本をつくるのです。

※効果や感じ方は人によって異なります

update:2013年4月12日 最終更新日:2018年10月18日

わかりやすい中医学入門【脾9】

※効果や感じ方は人によって異なります

統血を主る

統血というのは、血が漏れないようにすることで、血が脈管から脈外へあふれないようにする脾の機能のことをいいます。
血が漏れないようにするとは、脾気の血に対する固摂作用をいい、統血といいます。

脾の機能が低下して統血作用が減退しますと、各種の出血がおこりやすくなります。血便・血尿・崩漏などです。崩漏とは、女性の月経気以外の性器出血をいいます。「漏」は、ポタポタもれる様子をいい、「崩」は、「雪崩」とかいて「なだれ」と読みますが、出血が多いことをいいます。出血の仕方の違いをいっているのですが、あわせて崩漏といいます。

統血作用が悪くなり、出血が起こることを、脾不統血といいます。
基本的に、外傷によらない原因でおこる出血は、多くの場合、脾の統血機能と関係しています。

女性の不正出血も、ストレスや思いすぎ、飲食の不摂生などにより、このように脾の統血機能が低下しておこるケースを多く見かけます。

※効果や感じ方は人によって異なります

update:2013年4月9日 最終更新日:2018年10月18日

わかりやすい中医学入門【脾8】

※効果や感じ方は人によって異なります

食後になると眠たくなる人がいます。授業中にもかかわらず、また、会社の会議などでも昼食後は我慢できないほど眠くなって、ついついウトウトしてしまいます。脾の昇清がよくはたらいていると、頭がいつもスッキリしていて、食後に必ず眠くなるということはありません。脾が正常にはたらいている人は、運化もやりながら、きちんと昇清も同時にはたらくわけです。脾の機能が弱っている人は、食後は消化吸収作用である、運化がメインとしてはたらきます。運化で精一杯になり、昇清ができなくなります。2つ一緒にはできないのです。そのため、頭がボーッとして、食後、身体がだるく、ねむたくなり、運化がおわるまで眠気が続くのです。

これは、本人が悪いというより、脾の機能の失調です。このようなケースでは、脾の角度から治療を行います。脾の昇清機能を高めれば、改善されるのです。

※効果や感じ方は人によって異なります

update:2013年4月5日 最終更新日:2018年10月18日

わかりやすい中医学入門【脾7】

※効果や感じ方は人によって異なります

二つ目は、不眠です。

肝の蔵血機能に影響すると、もともと血量が不足しているので、各臓腑に分配する血量の不足となります。このように、脾の機能の低下は、肝や心、腎にも影響を及ぼすのです。

脾mの水液の運化が失調しますと、水湿の停滞が起こります。水湿の停滞は、むくみや浮腫となります。水湿が停滞すると、しつが凝集して痰を形成しやすくなるのです。体内で必要でない湿や痰が生成される責任、そのもとはどこにあるのかといいますと、脾なのです。

さて、脾には昇清というはたらきがあります。この「輸送する」ということはどういうことをさすかと申しますと、脾の方が心と肺、頭より下にありますので、「輸送する」とは「上に昇らせる」ということなのです。これを昇清といいます。「昇」とは昇らせることで、「清」とは綺麗なものをいいます。

きえりなもの、すなわち、この場合は栄養価値のあるもの、水穀の精微を「上に輸送する、あげる」ということです。栄養物である起用物を心と肺、特に頭顔面部に輸送し、そして全身へいきわたらせるのです。昇清がきちんとおこなわれると、栄養分が十分に頭部におくられ、頭がスッキリして、目や耳、口、鼻、すべての機能がスムーズに機能して、さわやかな気分でいられます。

ですから、これらはすべて、脾の昇清という機能に依存しているのです。昇清がうまくいかないと、頭顔面部に十分な栄養がいかないので、頭が重く、ボーッとして思考が十分にはたらかない、めまいやふらつきなど、精神不振の症状があらわれやすくなります。

※効果や感じ方は人によって異なります

update:2013年4月2日 最終更新日:2018年10月18日

わかりやすい中医学入門【脾6】

※効果や感じ方は人によって異なります

気が不足した状態のことを気虚と言います。
気虚になると、倦怠感、からだが疲れやすい、物を言うのがおっくうになる、すぐ息切れする、脈が無力などがおこります。これらは、主に気の推動作用が不足した症状です。全ての症状が同時に起こるわけではありませんが、これかrが気虚の症状です。脾気虚になると、上記の気虚の症状に桑ええt、納少、すなわち、おなかはすくが、食べる量は少ない、食後の腹脹や下痢がおこります。

血がhじゅそくした状態のことを血虚といいます。
血の不足イコール貧血、というわけではありあmせんが、貧血になる人もいます。血虚の症状としては、めまいがしたり、顔色やツヤが悪くなったりします。もともと、私たちは黄色人種ですから、血色がひきますと。だいたい黄色っぽくなったり。あるいは白っぽくなったりします。目のかすみや乾燥、筋肉のしびれや震えが起こってきます。女性では月経周期が遅れがちになる、あるいは閉経してしまうなどです。舌の色は一般的に赤い色をしていますが、血色が引きますと赤みが薄くなって、非常に淡泊な色になります。

脈診では、脈が細くなります。血が薄くなると、脈管を流れる血の量が減るので、脈管の幅が狭くなるのです。すべての症状が同時におこるわけではありませんが、これらが血虚の症状です。
血液の不足の状態は、心の血脈を主る機能や肝の蔵血作用に影響しやすいのです。心は血脈を主るはたらきで、全身の血液循環を主に担当しています。血の量が十分で、血の流れがよいと、精神状態、あるいは意識状態をしっかりしています。血が不足すると、心自体がこの血の影響を受けているわけですから、ひとつは、心の栄養が悪くなります。一番起こりやすいのは、動悸です。さらに、この血は、神志をバックアップしています。血が不足すると、神を栄養できずに、神志、すなわち精神や意識活動に以上が生じやすくなるのです。

※効果や感じ方は人によって異なります

初めての方は、まずお気軽にお電話ください。ご来院前にお電話でのご相談も行っています。
大阪府豊中市服部南町1丁目3番33号
阪急宝塚線 服部天神駅徒歩3分