update:2012年7月7日 最終更新日:2012年7月7日

わかりやすい中医学入門 【気血津液】⑩

※効果や感じ方は人によって異なります

気の作用

気には推動、温煦、防御、固摂、気化という5つの生理作用があります。

生理作用をしっかり理解しておかないと、正常な生理活動に異常が発生して病的な症状が出てきたときに、どの生理作用の異常によるものかが理解できません。まずは、それぞれの生理作用をしっかり理解してください。

①  推動作用

人間の成長、発育、各臓腑(ぞうふ)の活動などを促進して、血(けつ)、津液(しんえき)などの液体の循環を推(すい)動(どう)します。

推動というのは、押し動かし推進させるという作用です。

我々の身体の中では、血液も水分も絶えず流れています。

血液と水分は本来身体を構成する大切なものですが、身体のある部分にたまってしまうと有益なものではなく病邪となってしまうのです。

たまらないように、絶えず循環する必要があるのです。
これらは気の働き、推動作用によって循環しているのです。
あるいは、様々な臓器にもそれぞれの働きがあり、生理活動を行っています。
そのような発育や一切の新陳代謝を推し進めるのが、気の推動作用です。

 ② 温煦(おんく)作用

全身や各組織を温める作用、これが気の温煦作用です。
温煦の煦という字は、中国語で温と同じ「温める」という意味です。
温め、ぬくめる作用を強調しています。
体内の陽気が不足すると冷えやすくなります。

気は全身を循環しています。
気が到達しているところは、全て温煦作用を受けています。
だから、末端に至るまで温かいのです。
よく手が冷える、足が冷えるという人がたくさんいます。
冷えているということは、血行が悪いということです。
その人の気の循環が、きちんと末端まで到達しているかみてみましょう。

「気巡れば、血巡る。」「気は血の帥。」という言葉があります。
帥とは率いるとか将軍という意味です。つまり、気は将軍のように、血という軍隊を率いて、全身をくまなくめぐって血を運ぶのです。

だから、気虚や気滞により、気の推動作用が低下して手足が冷えるケースの場合、気虚や気滞の証候を改善することによって、血液の循環をスムーズにし、冷えの症状を解消することができるのです。

※効果や感じ方は人によって異なります

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