update:2012年4月11日 最終更新日:2017年8月9日

分かりやすい中医学入門⑯

※効果や感じ方は人によって異なります

逆に互いに抑制しあう関係を五行の相剋(そうこく)関係といいます。
木が生えると土の養分を吸って、土はやせます。
土をもって、土手を作ると川の水の氾濫をおさえることができます。
水は火を消すことができます。
火は金属を溶かすことができ、金属は木を切り倒すことができます。木が土を剋し、土が水を剋し、水が火を剋し、火が金を剋し、金が木を剋す関係です。

これらの関係は一方向の関係のように見えますが、実際には相生関係と同じく、相互間の関係をあらわしています。
相剋とは相互の制約関係であり、木は土を制約し、土も木を制約するのです。
土が無ければ木は育たず、土のよしあしが木の成長を左右するのです。

たとえば、土気が、正常レベルより衰えたり、木気が過度の亢進をすることにより、正常な制約関係が崩れて、過度の制約となります。
これは相手の弱みに乗じた結果、相剋が過剰となり正常な制約の限度を超えたものであり、相乗(そうじょう)といいます。
木が極度に亢進したり、金が正常レベルより衰えると、金を侮る、つまり本来自分を制約するものよりも強くなることがあります。
この現象を相侮(そうぶ)といいます。

相侮とは相克の関係が逆になることであり、ストレスなどで肝気が亢進し過ぎて肺を傷めるケース、及び肺病を長く患ったために、肺が衰えて、肝気の方が強くなり、さらに肺を傷めるケースなどがこれにあたります。
また、相乗が起こると同時に相侮が起こり、相侮が起こると同時に相乗が起こることもあります。

以上のことから最も大切なことは、相生、相剋、相乗、相侮の関係からわかるように、臓腑の生理病理の関係は互いに影響しあうということです。
たとえば、肝は相生関係により、心や腎と影響しあい、相剋関係により脾や肺と影響しあうのです。木とその他四行の生剋関係の図を参照して下さい。
つまり、肝は生理上、他の四臓と密接に関係しあうのです。
この事実は、臨床上、ひとつの臓の疾病は他の四臓に影響する可能性を示唆しているのです。

※効果や感じ方は人によって異なります

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