<前回述べました陰陽学説について、もう少し詳しく掘り下げてみましょう>
陰陽学説②
<前回からの続き>
もうすこし、例を出してみましょう。
一般的には、明るい、温かい、積極的に動くもの、外向的、上昇的などはすべて陽に属します。
暗い、冷たい、静止したもの、内向的、下降的、は陰に属します。
水と火を比較すると、水の性質は寒で潤い下降するので、陰に属し、火の性質は、熱して炎上するので、陽に属します。
動と静では、動くものは陽、静かなものは陰、相対的に、静止した事物は陰に属し、積極的な運動は陽に属します。
方向性や形では、上と下、外と内、出と入、昇と降、浮と沈、凸と凹が、自然界では、昼と夜、夏と冬、南と北、東と西、熱と寒、火と水、明と暗が、それぞれ陽と陰に対応しています。
人体では、男と女、幼と老、外側と内側、上部と下部、六腑と五臓、
気と血が、それぞれ陽と陰に対応しています。
病気の陰陽(いんよう)をあげると、激しいと弱い、温熱と寒冷、乾燥と湿潤、急性と慢性、亢進と減退が、それぞれ陽と陰に対応しています。
※効果や感じ方は人によって異なります