
患者様の声
一昨年程前あたりからゴルフプレー中、フィニッシュ時左肩に痛みがあり、違和感を覚えていたところ、除々に痛みを感じることが多くなり、昨年9月のラウンド中にまともにスイングができなくなってしまいました。
同時に日常生活においても左腕が痛みで上がらなくなってしまい整形外科に駆け込みました。肩関節周囲炎、いわゆる四十肩・五十肩で漢方薬の継続服用、リハビリを続けていましたが、冬に向かいますます悪化してきました。注射も打ってもらいましたがなかなか良くならず、激しい痛みがある時は鎮静剤も服用。
半年以上経過しても良くならないので、6年程前にひどい腰痛・ふくらはぎの痛みの時にお世話になった、はらだ鍼灸整骨院の扉を叩きました。
寒い時期でもあり、身体がなかなかほぐれない中、「絶対治してみせます。」との院長の力強い言葉を信じ、治療に専念していたところ、除々に腕の可動域が広がりはじめ、季節的にも暖かくなってきたこともあってか、日常生活において、ほとんど支障が無くなっていきました。
ゴルフも1年振りに練習ができそうになり、完治まであと一歩のところまできたのかと大変嬉しく感じています。
M.H様 56歳 男性 会社員
当院の治療
四十肩、五十肩にお悩みの方は少なくありません。
横向けに寝て、肘を曲げて外側に捻ろうとすると肩関節の内側部に激痛が走ります。
なので、肘を身体に密着させた状態で外にまげようとしても、1cmも動かすことが出来ません。
肘を伸ばしたままで、頭の上の方にあげると90度弱がやっとです。
髪の毛をとかす動作及び手を腰に回す動作でも肩関節周囲に激痛が走ります。そ
んな肩の痛みを鍼灸で治療していきます。
痛みの原因と分析
少し専門的な言葉になりますが、肘を身体に密着させたまま回外(外側に捻る)できないのは、
上腕二頭筋腱が通る結節間溝及び三角筋前側繊維に強い炎症が起こっているためです。
ですから上腕の前側と三角筋の内側部に激しい痛みが起こるのです。
もちろん強い筋萎縮も起こっています。
しかも肩関節の可動域が90度以下と狭い状態です。
また発症から6ヶ月以上経っていることで、放置すると肩関節の拘縮が始まる可能性もあります。
そうなると厄介なので早く可動域を広げることが大切です。
治療方針
まずこの筋萎縮と炎症をとることが大事です。
そうしないと患者様は肩関節を運動して治すどころか、痛みで腕を動かすことすらできません。
まず鍼を刺入すると筋繊維がバリバリといって音を立てます。
激しい筋萎縮を認めます。同時に炎症があるので、強い響きが起こります。
強い筋萎縮や炎症部位に鍼を刺入するのには高度な技術が必要です。
鍼を刺すと周囲に響きが起こります。その響きを痛みを抑制する響きに変えて、
すなわち鍼を刺されることによって痛みが緩和されるような響きを何度も繰り返します。
そして腕を体幹に支えている上肢帯筋群の筋緊張を取り除いていきます。
炎症・萎縮を和らげ肩関節が90度以上上がることをまず第一目標とします。
※効果や感じ方は人によって異なります