update:2013年12月8日 最終更新日:2013年12月8日

わかりやすい中医学入門【腎】31

※効果や感じ方は人によって異なります

腎陰虚
腎の陰液が不足した病証です。病位は腎で、病態は陰虚です。腎精不足の証候とともに、陰液の不足による虚熱と、濡潤不足による乾燥の症状をともないます。
陰虚による特徴的な症状は、五心煩熱、盗汗、午後の潮熱、頬部のほてり、のぼせ、舌診では舌色紅、苔少、脈診では細・数となります。潮熱とは、午後の決まった時間に熱が出るということです。盗汗とは、普通汗をかく状態でなくても、寝たら汗をかくという症状です。
五心煩熱とは、手・足・胸の中心が、特に夜ほてるという症状で、手足は二本ずつあるので五心と呼ばれています。

腎の病位情報としては、腰や下肢のだるさ、痛みです。
腎虚が精の不足をもたらし、血・髄に影響すれば、めまいや耳鳴り、難聴、脱毛、白髪、思考力や記憶力の低下、痴呆を引き起こします。
生殖機能に影響すれば、男性は遺精、早泄、女性は不妊症、流産しやすい、などの症状が現れます。
二陰に影響すれば、小便が黄色くなり、大便は硬く乾燥するなどの症状が現れます。
治療の目的は腎の陰を補うことで、治療方法は滋補腎陰となります。
鍼灸では、太谿、腎兪、復溜に加えて、三陰交を用い、虚熱が顕著なものには、照海、行間などを用い、熱を制します。

[代表方剤】
六味地黄丸

※効果や感じ方は人によって異なります

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