update:2012年7月25日 最終更新日:2012年7月25日

わかりやすい中医学入門 【気血津液】⑮

※効果や感じ方は人によって異なります

気逆
気逆とは、下降すべき気の運動方向が逆に上に上がることです。
気逆には、胃気上逆、肺気上逆、肝陽上亢があります。
気の運動のことを気機といいます。
気には上に行ったり、下に行ったり、外側に向かったり、内側に向かったりと方向性があります。
これを気の昇降(しょうこう)出入(しゅつにゅう)といいます。

気逆の原因
気逆の原因としては、情志の鬱結、すなわち感情や意識が長期にわたって鬱滞した状態や、食積(しょくせき)、すなわち胃腸に常に物がたまって負担をかけたり、痰飲、すなわち体内の水が長く停滞してねばねばした状態などがあります。

症状
胃気上逆では、悪心(おしん)、嘔吐、噫気(あいき)、胃酸の逆流による胸焼けなどが起こります。
悪心は吐き気、噫気とはゲップのことです。
肺気上逆では、喘咳(ぜんがい)、呼吸困難が生じます。
喘咳は、肩をゆするような激しいセキのことをいいます。
たとえば、咳についてみますと、風邪ではないけれど、いつも咳がでるとします。
特に、ストレスがかかると咳が多くでます。
また、夜中に激しく咳きこむことが多いです。
夜中に咳が出るのは、夜には陽気は体内の中心にあり、気が日中よりめぐらなくなるためです。
このような咳は、肝気が亢進して肺に横逆したために、肺気が上逆したものです。
根本的な治療としては、肝気の鬱滞による肝気の亢進を抑え、肝の疏泄(そせつ)機能を回復させることです。
そして、肺気を降ろします。
治療法は疏肝(そかん)理気(りき)+降気(こうき)となります。
肝陽上亢では、肝気の疏泄、昇発が過度になって、血とともに肝気が頭面部に上昇して、内側から脹るような痛みの頭痛や、眩暈すなわちめまいやふらつくような感覚を伴い、下半身の力が不足した状態となります。

※詳しくは臓腑の生理のところでお話いたします。
治療方法
上逆した気を元に戻すことで降気といいます。

※効果や感じ方は人によって異なります

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