update:2012年4月15日 最終更新日:2012年4月15日

中医学による不眠の分析と治療④

※効果や感じ方は人によって異なります

症例① 30年来の不眠

女性 57歳 主婦
初診:平成17年12月7日
主訴:不眠
随伴症状:便秘、胃下垂、首・肩のこり、顎内症

現病歴
・27歳の時、妊娠中に痔(脱肛)になった。
・お産だけでも大変なのに、痔が悪化したらどうしようと思いつめているうちにある日突然眠れなくなった。
・睡眠薬をもらったが、副作用が心配で余計に眠れなくなった。
・いろいろ考えているうちに爛々と目が覚め、目を閉じたら朝で1日3時間しか眠れなくなった。
・自律神経失調、そして翌年パニック障害に陥った。

・以来、眠ることにこの30年間ずっと努力し続けてきた。
・考えすぎる。リラックスできない。落ち込む。
・食が細い。足がとても冷たく、またのぼせて顔がよく赤くなる。便秘気味。排便時力むと脱肛し、出血する。
・人の好き嫌い多い。
・母親との関係でずっと悩んでいる。
・母親にいまだに干渉されるが、親の言うことに逆らえない。母親が怒るのも泣くのも自分のせいであると思っていた。

嗜好:濃い味のもの(中華・油物など)、甘い物
舌診:紅舌やや紫   舌尖:茶紅
舌苔:薄白苔やや黄膩
脈診:弦、滑、72/分、実
気血津液弁証:気滞血瘀、湿熱

弁証:肝鬱化火、脾気不足、心火内熾による心腎不交
治療方法:疏肝瀉火、寧心安神、交通心腎、寛腸通便、理気導滞

配穴:
太衝、内関、合谷、疏肝理気
天枢、上巨虚、足三里、曲池、合谷、内庭
寛腸通便、理気導滞
少府、行間、太谿、腎兪、交通心腎(引火帰原)
脾兪、百会、健脾昇提

温灸:太谿、湧泉、腎兪

<次へ続く>

※効果や感じ方は人によって異なります

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