update:2012年4月5日 最終更新日:2012年4月5日

中医学による不眠症の分析⑦

※効果や感じ方は人によって異なります

③心腎不交による不眠

ストレスや過剰な精神活動によって、喜、怒、思、悲、恐の五志が限度を超えて働くと、心火内熾の状態となり、心火が亢逆し、下って腎と交わりをもてなくなる。心腎が交わりを失うと心火は亢盛し、その熱は神明を擾し、不眠を引き起こす。
また身体が虚弱、慢性疾患、房事過多などによって腎陰が損傷すると、腎水が不足し、上昇して心陰を養うことができなくなる。そのため、心陰が不足し、心陽が亢盛になる。

症状:
不眠、心煩、心悸不安、めまい、耳鳴、津液が少なく喉が渇く、腰部酸痛、夢精、忘れっぽい
舌質は紅で少苔
脈は細、数

治法:交通心腎、清心安神
処方:腎兪、心兪、太谿、大陵、太衝、神門

方義:
腎兪・太谿で腎陰を補う。太衝で虚熱を降ろし、大陵で心火を降ろす。また心兪・神門で養心安神をはかる。太谿・神門には補法、大陵・太衝には瀉法、心兪・腎兪には平補平瀉法を施す。

④心胆気虚による不眠

元来、精神的刺激に対して敏感で些細なことにまで気に病んだりものごとに驚いたりしやすい人が極度の精神的刺激を受けると、胆の持つ決断の機能が失調し、終日ものごとにびくびくして心神が傷つけられ、感情の緊張状態が持続することになる。それが長く続くと心虚、胆虚となり不眠をきたす。

症状:
多夢、驚いて目を覚ましやすい、普段からものごとに動じやすい、おどおどしている、心悸、息切れや倦怠感、尿量が多く尿の色は清澄、舌質は淡、脈は弦細。
治法:益気鎮驚、安神定志
処方:胆兪、神門、合谷、気海、丘墟、安眠

方義:
胆兪・丘墟・神門にて安神定志、合谷・気海にて補気をはかる。安眠は経験穴である。

⑤心脾両虚による不眠

過度な労働、思慮過度は心脾を損傷しやすい。心が傷つけられると、心血虚を招き、その結果心血が神を養うことが出来なくなって神志を司れなくなる。
また、脾が傷つけられると飲食不可となり、気血の生成が十分出来なくなる。このため、心血が充足できなくなり、心は神を養えなくなり、神志を司る作用すなわち精神活動に支障を来し、心神不安を招いて不眠を起こす。

症状:
多夢、目が覚めやすい、心悸、忘れっぽい、無力、元気がない、精神疲労しやすい、食欲不振、顔色が青白くツヤがない、めまい、舌質は淡、舌苔は白、脈は細、弱

治法:補気生血  養心健脾
処方:脾兪、心兪、三陰交、安眠(奇穴)、神門。

方義:
脾兪・三陰交で健脾益気養血をはかり、心兪・神門で養心安神をはかる。安眠は経験穴である。気血が充分に生成され、心血が充足すると心神も安定し、正常に入眠することができる。

※効果や感じ方は人によって異なります

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