update:2014年5月30日 最終更新日:2019年1月16日

顎関節症

はらだ鍼灸整骨院 院長 原田浩一

筆者
はらだ鍼灸整骨院 院長 原田浩一

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顎関節症とは

ものを噛んだり、口を開閉したり、顎を動かす筋肉に痛みや違和感を感じる咀嚼筋群の機能障害と、顎関節の痛みや雑音を伴う可動制限を総称して顎関節症と呼びます。
これらは単独で症状を表す場合もありますが、多くは両者が混在した症状を呈します。一生の間で、日本人の二人に一人は顎関節症を経験すると言われています。
食事をしているとき、口を大きく開けようとすると、顎が引っかかったり、耳の穴の前でがくがく音がして痛んだことはありませんか?

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咀嚼(かみつぶす)が必要な牛肉や豚肉、そらまめや煎餅などの固い物が食べられなかったり、おにぎりやお寿司などの口を大きく開けなければならないものが食べられなくて苦い思いをしたことはありませんか。

顎関節症になると痛みで、かみつぶすものや固いもの、口を大きく開けることも厳しく、箸で小さくし、柔らかいものしか食べられなくなるのです。美味しいものが食べられず、大変不自由なものです。

20、30代がピーク、女性に多い

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顎関節症に罹患する方は近年急速に増加しています。ここ10数年で15倍に増加したとも言われます。子どもから高齢者まで幅広く見られる病気です。

昔は古漬けのたくわんや、炒り雑魚、固い煎餅など咀しゃくに時間を要する物や固い物を毎日のように食しておりました。
しかし近年は、さくっとしたスナック菓子等が増え、固い物をあまり食べなくなりました。柔らかい物が多くなったお陰で顎が弱くなっている事も関係していると考えられます。

年齢では10代半ばから増え始め、20~30代がピーク、女性は男性の2~3倍と言われています。女性のほうが多いのは、筋肉の緊張やストレスに対して感受性が高く、骨格や靱帯が弱い、顎関節が男性に比べ浅い、等の説があります。

顎関節症の症状

1.顎が痛む

顎関節及び周辺の頬やこめかみの痛み、口の開け閉め、食べ物を噛むときなど顎を動かしたときに痛むのが特徴です。

顎関節症になると口が大きく開けられなくなります。
多くの場合、口を開けようとすると、痛みのある側に顎が引っ張られるため、口が曲がります。

2.口が大きく開けられない

正常な人は縦に指4本入りますが、指が2本程度、もしくはそれ以下しか入らなくなります。
痛みによってあけられなくなった場合と、関節の軸の動きが物理的に抑えられて、あけにくくなる場合があります。
大きく開けるとガクンガクンと2段階にずれる場合もあります。

3.顎を動かすと音がする

顎の開け閉めで、耳の前辺りでカクンカクンという音がします。
他に、じゃりじゃり、ミシミシ、ざらざらとこすれるような音がすることもあります。

4.かみ合わせに違和感がある

顎の関節や筋肉に問題があると、顎の動きに変化が生じてかみ合わせが変わることがあります。

顎関節症の原因は・・・・・・?

顎関節症の原因には色々あり、精神的ストレスや疲労を蓄積させる生活習慣、かみ合わせの異常などが上げられます。直接的には歯ぎしりや食いしばりによる影響がもっとも大きいと考えられます。

1.精神的ストレス

精神的ストレスは、顎の下にある前頸筋群の緊張をもたらします。前頸筋群は、顎の下から肩甲骨、乳様突起にも付着しています。精神的なストレスに対比してこれらの筋群は緊張を引き起こしやすいのです。ですから口を開けたり閉めたりする運動は肩がこるだけでも影響を受けるのです。

2.疲労を蓄積させた生活習慣

口の開口や閉口に加わる筋肉、咀嚼筋は、疲労が溜まりやすく、緊張しやすくなります。
緊張すると、閉口筋は強いので、力の弱い開口筋には負担がかかります。炎症を引き起こし、開口しようとすると痛みを生じるようになります。

3.噛み合わせの異常

私たちには物を噛むとき、それぞれの癖があります。

口を大きく開けて噛みきるときは、開口だけですむのですが、ものを咀嚼するとき、かみ砕くときは、下あごが、前後左右にゆれることが必要なのです。
かみ癖があると複雑な動きが加わり顎関節にアンバランスな力が加わります。

また、どちらか一方で噛む癖があると、一方の筋肉が強くなり、下顎骨は強い方に引かれていくので、顎関節に歪みが生じやすくなります。

4.歯ぎしりや食いしばりによるもの

歯ぎしりや食いしばりの習慣があると、咀嚼筋に疲労が蓄積されると同時に、顎関節にも過剰な負担がかかります。

顎関節症について

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