update:2013年12月24日 最終更新日:2017年11月29日

四十肩・五十肩・肩

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もくじ

原因と分析
治療方針
来院目安
患者様の声

四十肩・五十肩とは?

五十肩とは

中高年の人が悩まされる肩の痛みのことを五十肩といいます。
好発年齢は40~60歳で、50歳代を中心に明らかな原因無しに発症します。

四十肩とは?

四十肩も五十肩も同じ症状に対する病名のことを指します。
以前は全て五十肩と言っていましたが、近年発症の低年齢化により四十肩という呼び方が増えてきました。
五十肩と同じ症状の事を指しますが、四十肩は五十肩に比べて早く改善します。これは40歳代が体力や代謝能力などの一つの体質の変わり目であり、それほど体質が悪化していないことが関係していると考えられます。四十肩は急性で発生し、ほんの数回で改善することが多いです。

四十肩・五十肩の症状

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四十肩と五十肩は同じ症状に対する病名のことを指しますので、ここでは五十肩として説明します。
五十肩は、ある日突然肩関節付近に鈍痛が起こったり、腕を上げるときに違和感や鋭い痛みを感じるようになったりと、急に発症します。
次第に痛みは鋭いものになり、急に腕を動かす場合などに激痛が走るようになります。
そして、だんだん関節の運動制限が引き起こされます。
関節の運動制限の度合いは人によって異なり、30~150度と様々です。
日常的な動作(髪を洗う、歯を磨く、炊事、洗濯物を干す、電車の吊革につかまる、服を着る、寝返りを打つなど)が痛みでできなく(やりにくく)なったり、鋭い痛みで目が覚めるなどの支障をきたします。

四十肩・五十肩の発症による痛みと可動域制限の経過

四十肩・五十肩(ここでは総称して五十肩)は、一般に発症から2週間の急性期、その後約6ヶ月の慢性期を経て、回復期となります。
急性期には、運動制限や運動時痛に加えて安静時痛や夜間痛が出現し、徐々に関節の可動域が制限されます。
慢性期には、徐々に痛みが軽減しますが可動域制限は残存します。回復期には、可動域制限が残存しますが、痛みは少なく、可動域は徐々に自然回復していきます。

これらの回復経過には、1年前後を要するとされていますが、2年3年と罹患した後、来院されるケースもよくみかけます。また、一度収まった症状が5年以上経ってから再発するケースも見受けられます。
予後は罹患期間に関係なく、痛みがあっても自動で上腕が上がるものは回復が早く、他動でも上腕が上げられないケースは回復が遅い傾向にあります。

四十肩・五十肩の症状の原因分析

四十肩・五十肩には、姿勢の歪みや体質が関係します

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四十肩・五十肩(ここでは総称して五十肩)は必ずと言って良いほど、強い筋肉の緊張と、筋肉の腱化及び軟部組織や筋膜の炎症を伴います。しかも、三角筋だけでなく肩甲骨周辺の全ての筋肉に炎症や緊張、筋萎縮を伴っています。
痛みで腕を動かさないでいる内に、靱帯や筋肉、腱が硬くなり、関節可動域が小さくなり、完全に腕が上がらなくなって、拘縮を引き起こします。90度以上他力でも上がらないケースは、特に筋肉が弾力を失って固まり、腕を体幹にくっつけている筋肉群が伸びることも縮むことも出来なくなり、上腕を90度上げるときに骨と骨の間に筋肉群が挟み込まれて腕を上げる事が出来なくなります。可動域の制限は、人によって様々ですが、その差を引き起こす原因は、姿勢の歪みや代謝障害などの体質が大いに関係します。

四十肩・五十肩の原因は、体質で分類できます

一般的には「軽傷で済むか重症で済むかの仕組みははっきりしない」とされていますが、当院では原因を体質で分類し、分類に応じて治療していきます。ここでは、どの様な体質が関与するのか、そのメカニズムを説明します。
四十肩・五十肩は慢性的な体質異常を改善させると、画期的に早く改善します。

1.水分代謝が悪化したケース

体内の水分代謝が悪く、古い水分を代謝できずに身体内に残留しているケースのことです。古い水分は筋肉の中に溜まりやすく、筋肉は沼のようになり、粘土のように硬く柔軟性を失います。こうなると血流が悪くなり、筋肉の栄養を妨げます。
このようなケースでは、一つ一つ筋肉を和らげて、リンパの流れや血流の改善を促し、沼のような筋肉を柔らかく弾力性のあるものに改善する必要があります。全身の水分代謝を良くすることも大切な治療の一つです。
急がば回れで、体質を改善していくと、後は意外にけろっとして早く改善します。こういうことを知らないで肩の筋肉ばかりに注意を奪われていると、なかなか改善しません。

2.血液の流れが悪化したケース

全身の血液の流れが悪くなると、当然、肩関節周囲の血液の流れも悪くなります。そして、筋肉に充分栄養がいきとどかず萎縮してしまします。
このケースでは、肩関節周囲の血流を良くすることも必要となりますが、全身の血流を改善することがより大切になります。
部分は全身の異常の表れである。全身の異常を改善すれば、部分は良くなるのです。

3.経絡の走行上の経気の流れが悪化したケース

気や血などといった生きるために必要なものの通り道である「経絡(けいらく)」の観点から見れば、四十肩・五十肩の患者様に、大腸や肺、小腸の経絡の走行上に経気の鬱滞や炎症がみられることが多いことがわかりました。これらは、その経の経気を促す、または炎症を取り除くツボを使って画期的に改善されるケースがよくみられます。この場合、ツボとツボを結ぶ「経絡(けいらく)」上の一穴の鍼で、腕を挙げれるようになることもあります。

4.気の流れが悪化したケース

四十肩・五十肩は痛みによる苦痛を伴うために、その痛みがストレスとなって全身の気血水の流れを悪くします。そのために更に治りを遅くするのです。
ストレスは胃や腸、心臓などの内臓に影響するだけで無く、筋肉や関節などの運動系疾患にも影響するのです。

上記のような体質が症状に関係しているということは、一般にはあまり知られていません。当院が長年根本的な治療を試み、実践した結果として裏付けされたものなのです。この研究によって、重症化していても早く改善させること、重症化させないことも期待できるようになりました。
四十肩・五十肩は、その場しのぎの治療や自然回復に任せるのではなく、積極的な治療・体質改善が必要なのです。

原因と分析
治療方針
来院目安
患者様の声

四十肩・五十肩の原因に対する論理的な治療法

どんなに激しい痛みや挙上制限、夜間痛・安静時痛があろうと、薬も注射も無く、最も安全かつ最速で、当院の鍼灸治療だけで根本的に改善することができます。

当院では、長年の研究と多数の臨床経験を積み重ねております。
四十肩・五十肩でお悩みの方は、どうか当院にご相談ください。

鍼麻酔(導通鍼)を取り入れて痛みを早く取り除きます

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当院では、急性の痛みを取り除くために、導通鍼を取り入れています。
「合谷、後溪、外関」という三穴に鍼を施し、肩関節を運動させながら肩関節部に鍼を打って、その周囲の筋肉の緊張と痛みを同時に取り除く手法です。
導通鍼は、鍼麻酔の経穴に鍼を刺針し、脳内モルヒネを分泌させる技術です。脳内モルヒネは、痛みを顕著に抑制することができます。脳内モルヒネは、もともと体内に存在する物ですので全く副作用が無く無害です。導通鍼によって痛みが緩和し、可動範囲が一気に広がることが多いのです。
当院では、この特別な技術に15年以上の磨きをかけて、著明な効果が顕れる技術にまで高めました。この治療のお陰で激しい痛みを数回で抑制することが出来るようになり、かつ五十肩の治療期間を大幅に短縮することが出来るようになりました。

原因となる周辺全ての筋肉に対して一つ一つ丁寧に鍼を施し、筋膜の炎症や筋肉の緊張を和らげます

導通鍼をやった後は、筋萎縮と炎症を一つ一つの筋肉に対して取っていきます。腕だけで無く、首・肩、上腕、肩甲骨周囲の腕を体幹に支えている筋肉全てに打っていきます。
患者様は上腕の運動をして治すどころか、痛みで腕を動かすことが出来ません。
まず鍼を刺入すると筋繊維がバリバリといって音を立てます。硬く筋肉が萎縮して更に炎症を持っているからです。一鍼ずつ心を込めて丁寧に鍼を打っていきます。

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柔らかい響きが的確に患部に伝わるので、回復していくことを実感していただけます。
鍼を刺入される毎に痛みを抑制する心地よい響きが広がり、筋肉が和らいでいきます。
強い筋萎縮や炎症部位に鍼を刺入するのには高度な技術が必要です。
鍼を刺すと周囲に響きが起こります。その響きを痛みを抑制する響きに変えていく。すなわち鍼を刺されることによって痛みが緩和されるような響きを何度も繰り返します。
そして腕を体幹に支えている上肢帯筋群の筋緊張を取り除いていきます。

元から90度以上、上がるケースなら2ヶ月以内にほとんど回復しますが、上腕が90度以上挙上出来ない場合は、治療期間を出来るだけ短くするために、炎症・萎縮を和らげ肩関節が90度以上上がることをあらゆる角度から考え、挙上出来るようにします。

このようにして、根本的に筋肉の収縮を改善し、関節の可動域を元通りに改善していきます。

さらに、肩だけの対処的な治療でなく身体全体の歪みを直してゆきます。

肩の痛い部分に対処的に処置するので無く、身体全体の歪みを矯正します。身体全体の歪みが、部分の痛みや運動制限を引き起こすからです。
身体の歪みの原因というのは、たとえば左肩が上がらないケースで、右腰の筋肉の緊張を和らげ、骨盤の歪みを矯正しただけで、左肩が即上がったケースを何度も体験しています。これは腰の緊張や土台となる骨盤の歪みが影響して、肩関節の異常を引き起こしたからです。
さらに土台となる地面に最初につく足関節の矯正を行い、骨盤、脊柱と全身の矯正を行い、身体のバランスを整えていきます。自然なバランス・調和が何より大切なのです。

治療内容を分かりやすくご理解頂く為に、
患者様から頂いた『患者様のお声』をそのまま掲載します。
続いてこの患者様に対して当院が行った『治療内容』をご紹介します。

※効果や感じ方は人によって異なります

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どのような症状で来院されましたか?

五十肩とギックリ腰を併発し、大変な激痛が走るとともに、腕もまったく挙がらない状態になったので、本院を訪ねさせて頂きました。

当院を選んで頂いた理由

まずはHPで鍼灸院を検索しましたが、そのなかで、一番HPの内容が充実していたからです。

中医学に対して深い造詣をお持ちであることも好印象でした。

初めて施術を受けたとき、どのように感じましたか?

夜も寝られないほど、肩が痛かったので、いつになったらこの痛みが引くのだろうと不安に思っていたのですが、先生の無理のない鍼治療と優しい言葉に癒され、光を見い出した感じです。

その後症状はどのように改善されましたか?

だいたい、2週間程度で、痛みは完全に取れ、腕も問題なく挙がるようになりました。
最短でも、半年はかかると覚悟していたので、あまりにも早い回復に驚きました。

当院へ通われてから、ご自身の身体について気づかれたことはありますか?

鍼治療を継続して4ヶ月になりますが、まず基礎代謝が高くなったことが挙げられます。
その結果、体重が減り体質も大きく改善されました。
BMI(標準体重)・体脂肪率・内臓脂肪の数値も大きく良くなっています。
また気力が充実してきており、何事も前向きに積極的に取り組めるようになりました。

他の医院とは違うと思った点や、ご意見、ご感想をお聞かせ下さい。

本院の大きな特徴は、単に鍼を打つだけの治療院ではないことである。
先生は、中医学を本格的に学ばれた研究者であると同時に、長年心理学も修められたカウンセラーでもある。
その治療は単に身体だけを見ているのではなく、精神的な部分も把握し、心身の治療を目指されている。
その意味では、革新的かつ総合的な治療法と言え、他の院とは全く違っている。

鍼治療の凄さを実感せざるを得なかった

私にとって鍼治療は、生まれて初めての経験であった。五十肩と腰の痛みを併発して激痛に見舞われ、ワラにもすがる気持ちで先生の所に駆け込んだ。本当に痛くて夜も眠れない状態で、腕など少しも挙がらない重傷の状態である。ただ最初の問診で先生の優しいお人柄に安堵するとともに、絶対に治りますからとの力強い言葉に光明を見出していた。実際に、何回かの施術で回復の兆しを見せ、遂には2週間ぐらいでほとんど痛みが取れ、腕が挙がるようになったのである。通常、五十肩など最短でも半年は治すのにかかるかと思うので、あの酷い肩の状態からしたら驚異的な早さである。鍼治療の凄さを実感せざるを得なかった。

日本でも屈指の治療技術をもつ存在

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また先生は、鍼灸の本場である中国の大学からお呼びがかかるほどの、鍼灸の第一人者であるが、それと同時に中医学を本格的に学ばれ、併せて心理学を修められているカウンセラーでもある。単に身体だけを治すのではなく、その治療は精神的な治癒をも目指しており、革新的かつ総合的なものと言える。これだけの幅広い知識を正しく身に付けるには、不断なる努力と研鑽が必要であることは容易に想像でき、先生が日本でも屈指の治療技術をもつ存在であることは疑いない。

何でも前向きに物事に取り組めるほどに気力が充実してきている

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実は私は、ここ2年間、年齢的なこともあり、心身ともに大きくバランスを崩し、それが徐々に酷くなっていった。五十肩とか腰痛というのは、それが表に出たサインであったと思われる。心身ともに絶不調で、気力もかなり衰えていたのである。そうした意味では、その症状はかなり根が深いが、先生に鍼を打って頂きながら、いろいろとカウンセリング的にお話しをさせて頂く中で、徐々に体調が回復し、現在では何でも前向きに物事に取り組めるほどに気力が充実してきている。鍼治療は、単に肉体だけでなく、心理学など様々な学問分野との融合で、精神的な治癒にも十分に有効であることを証明している。身体だけでなく、心の安定とバランスが取れて、はじめて健康と言えることを実感している。

こういうふうに書くと、何かとても気むずかしそうな偉い先生に感じるかも知れないが、とても気さくで優しく、常に患者の立場に寄り添って考えてくれる最高の先生である。身体と心に不安のある人、これからの人生を健康で前向きに生きようと思う人は、是非とも原田先生を訪ねてほしい。絶対に光明を見出せるはずである。

上記症例に対する当院の治療内容

当院の治療法

現病歴

中国への出張中、帰国する日の朝方に突然ぎっくり腰を発症し、まったく動けない状態となった。しばらく横になり、無理をすれば何とか歩けるようになったので帰国できた。帰国後は、腰は少しずつ改善していったが、一週間ぐらいすると、今度は肩に激痛が走り、腕をあげることができなくなった。肩の痛みはひどく、ちょっとした振動でも痛さを感じ、夜は全く眠れない状態となった。精神的にも、このような状態がいつまで続くのか不安を抱えるなか、かなり不安定な状態に陥った。
当院で治療を始めるようになったのは、HPを通じて、中医学を本格的に行い、治療内容が一番深い鍼灸院であると感じたことが、その理由であった。
今回、腰と肩に痛みが出る以前、2年ほど前より日常的に体調不良を感じ、常に身体がだるく、気力が出ない日々が続いていた。また精神的にも不安定な状態であり、身体と心のバランスを大きく崩していた。仕事柄、中国への出張が多く、以前であれば長期に滞在して調査することに何ら支障はなかったものの、最近では二週間ほどで疲れが出るようになっている。また首肩の強いこりが常にあり、たまに動悸を起こしている。精神的な面でも、大学での仕事が学生への教育や自らの研究をするよりも、様々な事務的な学務や申請・報告書類作りなどに多くの時間を割くことになっていること、また最近では大学部局での執行部の役員としての仕事も多くなり、学生と接する機会も少なくなっていることなどが、かなりのストレスを与えている。

現象

・右肩の疼痛について

右肩を外転させること(横に挙げること)が出来ません。右上腕の挙上角度は30度以下です。かなり狭い範囲しか挙がらないのですが、それ以上挙げると激痛が走ります。他動(手伝って)で上腕を挙げようとしても45度が限界で、とにかく動かすと激しく痛み、それ以上挙上することができません。

・腰の疼痛について

腰を前に曲げる、反らせる、左右にねじる動作で腰の右側に痛みが走ります。腰部筋群および臀筋群に強い緊張を認めます。深部腰仙関節および右腰方形筋、脊柱起立筋に著明な筋緊張を認めます。

症状の原因の分析

何ら原因がなく痛みが突然発生したこと、その後急激な挙上制限が起こったこと、上腕を挙上しようとすることで激痛を招くことから判断し五十肩と推察することができる。60歳前後に起こる五十肩の主な原因は、一般に過労と代謝障害等、体質の悪化を伴うことが多い。

過労により身体に過剰な緊張が起こり、上腕部だけでなく、腰と臀部、背中、首、肩がガチガチに固くなっている。これほどの緊張はよほどの年月をかけて、積み重なったものと考えられる。ご本人が気づかないままに、身体的疲労が蓄積していったものと思われる。過労や心労は身体の中の流れを停滞させる。身体の中の流れとは何かと言うと、気、血、水の流れである。

体内水分に影響すると、水分が十分に代謝されなくなり、古い水分が体内に残存する。古くなった水分は水湿と呼ばれ、体内に停滞し、筋肉の伸縮を阻害する。身体全体が重だるく、疲れやすくなる。

血液循環に影響すると、全身の筋肉を十分に栄養することができなくなり、筋肉は萎縮し、関節の可動範囲が広く、自在に動かせる構造となっている、肩関節などの拘縮などの原因となる。ですから突然なったのではなく、ここ数年の過労や心労によりだんだんと原因が引き起こされた症状であると考えられる。

肩の激しい痛みや腰痛はその結果として起こったもので、これ以上過労や心労が続き、疾病が身体のもっと深いところに進行させないように自己防衛的に引き起こされた症状であると考える。単に五十肩や腰痛を治すと考えるのではなく、根本的な心労、疲労を取り、健康な身体を取り戻す良い機会として考えて欲しいと思科する。

治療方針

初診の目標は腕を動かすと肩に激痛が走り、耐えられないような痛みを軽減すること、上腕の挙上範囲を広げることを第一とする。次診目からは上腕を挙上するための関連する筋群を一つ一つ丁寧に緩めていく。さらに首および肩背部の筋群、さらに脊柱起立筋や腰部筋群の治療を施す。
疲労がひどいので、上腕と首、肩、背中、腰を一体のものとみなし、治療を施す。そして全身に及んだ疲労を一掃する。身体の疲労が取れれば気力は自ずと充実してくる。気力が充実すれば気血は巡り、自然回復力は自ずと高まってくる。その自然治癒力を最大限に高めて、全身に及んだ疲労と心労を取り、ベストなコンディションに持っていく事を目標とする。

原因に対する論理的な治療法

三角筋および上肢帯筋等、上腕を体幹にくっつけている筋肉の全てに緊張萎縮が見られる。上腕部外側だけでなく後側の上腕三頭筋にも著明な筋萎縮が引き起こされている。右側を上にして体位は横向きで治療することにする。腕の重力からくる痛みを最も軽減できるからである。まず、導通鍼(針麻酔につかうツボ三穴)を施し、脳内モルヒネを誘導する。

次に、三角筋、上肢帯筋、首、肩背部の筋群を緩め、上腕を挙上するための筋群の緊張を緩めていき挙上をしやすい状態を作る。鍼の響きはDEF(下図の刺針感応表参照)を使いながら0から3までの柔らかく心地よい響きとする。ズキズキする炎症を抑えるために一番有効な響きである遠隔から柔らかく痛みを包み込むような手技を用いる。決して深追いしない。導通鍼の三穴(合谷、外間、後渓)に時々刺激を与えながら、脳内モルヒネを誘導し、少しずつ挙上範囲を広げていく。首、肩、肩背部の緊張を取り除くと、疲労が軽減される。肩背部や腰部の緊張を取り除くと、内臓の働きも高まり、元気が出てくる。内臓機能の働きが高まると、身体の中の気、血、水の流れが良くなり、新陳代謝が促進される。ベストな心身のコンディションの状態を作っていく。

治療に対する経過

・初診

導通鍼を行いながら徐々に上腕の挙上を試みた。治療開始30分後、90度まで挙がった。さらに20分後上腕は180度挙上でき、耳に付けることが出来た。驚異的な結果であった。これはご自身の強い回復力のためで、さらに過労と心労は過大だが、体質は悪化していないことを意味する。

・次診

次診では90度まで挙上できたが、それ以上挙げることはできなかった。導通鍼等が功を奏し、一過性に挙上出来たが、持続できるだけの筋肉の緊張の解消や、体力の回復が十分行われていないので、戻ってしまったのだと考える。この反省をふまえ、筋肉の緊張を広範囲に緩め、十分な体力の回復を図りながら上腕の挙上を試みることとする。

・三診

やはり90度まで挙上出来たが、それ以上挙げることはできなかった。治療が全身の広範囲に及ぶことが大切だ。治療を丁寧に全身に進めていく。

・四診

四診では150度まで挙上することができた。予想より早い改善である。

・五診

五診で再度180度まで挙上できた。

・六診以後

上腕を挙上でき、痛みも軽減したが、角度により引っかかりがあり、細部にわたる数々の微妙な調整の必要を感じる。筋肉の前後ろ、外内、どの部分の緊張も見逃してはならない。驚いたことに上腕の後側の筋肉も外側の筋肉と同様に、萎縮緊張していた。これほど強く緊張しているのはこれまでの経験でもあまり無かった。

鍼は和鍼から中国鍼に切り替えた。和鍼では歯が立たなくなった。手作りで柔らかく弾力のある中国鍼の一本鍼を用い、上腕の筋群を隅々までほぐしていった。首、肩、肩背部、腰部、臀部にも治療を進めていった。どの筋肉も驚くほど緊張し、萎縮していた。取っても取っても凝りは出てきて、とても過労が長期間に渡ったことが推察できる。治療後二週間で痛みが取れ、ほぼ挙上出来るようになった。腰部の緊張、痛みも無くなった。

その後は全身調整に切り替え、その中に上腕の治療を組み入れるような方針とする。体調が良くなると上腕の部分の治る力も自ずと高まっていく。
部分の痛みは全身の何らかの異常が弱い部分に現れたものだからである。全身のコンディションがベストになったとき、誰にも生まれつき備わった自然回復能力も最大限に高まるのである。

治療後の想い

初診日で、上腕の挙上角度が激痛のため30度で固まったものが、180度まで挙上出来たことに私自身驚いた。これまでの長い治療経験でも稀なことである。自然回復力が強いこと、またご本人の体質そのものが良いと判断できる。

自分自身の身体が相当悪い、これはなかなか治らないと実感しているということも打ち明けられた。確かにこりは深く、全身に及んでいた。私も大変な状態だと考えていたので、治療する期間を私に与えてくれるという意味で、患者様の言葉は私をほっとさせた。

しかし、驚いたことに、患者様は治療を重ねる毎に毎日元気になっていかれた。これほどの凝りや緊張があれば、普通は鍼をすると老廃物である乳酸が出て、気だるく感じたり身体が重くなったりする。
いわゆる瞑眩という、好転する前の反応が出るのである。
筋肉中の乳酸が血中に出て、水泳を長時間した後のように身体に疲労感を感じるものである。乳酸は8時間で便、尿、息、汗で排出され、その後すっきりする。これほど疲れているのに、瞑眩反応が一度も見られなかった。
患者様は私の治療を1回1回賞賛してくれた。

これからの荒川先生との関係

治療を重ねる毎に信頼は友情に繋がっていった。荒川先生と私は一つ違いで私も五十肩を経験しておりその痛みと苦痛をよく知っている。同年齢なので話は個人的な思いにまで広がった。彼とはよくヨガの話を一緒にする。彼は東洋史の世界の第一人者であり、東洋哲学にも精通されている。中医学による鍼灸治療ができる治療所、ヨガの思想を学べる総合道場、すなわち沖ヨガの精神を生かせる場所を一緒に作りたいと考えていただいている。
人生の価値観を大きく共有出来る方に出会うことは滅多にありません。私は荒川先生という何より心強い人生の共感者を得ました。
これから荒川先生との出会いを何より大切にしたいと思っています。

※効果や感じ方は人によって異なります

原因と分析
治療方針
来院目安
患者様の声

四十肩・五十肩 来院の目安

  • 長期にわたり大変な苦痛を伴う疾患ですが、あまりこじらさずに数ヶ月以内に来院されますと、2ヶ月以内に必ずと言って良いほど改善します。
  • 安静時痛や眠れないくらいの夜間痛でも、薬も注射もなしで、おおむね4~5回で軽減しています。
  • 6ヶ月以上の慢性的な痛みやひどい挙上制限がある方でも、だいたい、週1~2回の治療で2ヶ月も治療すれば、痛みはほとんど消失し、4~6ヶ月以内に挙上制限も大きく改善しています。
  • 痛みの度合いや病態により異なりますが、現在では、ほとんど私の予測した一定期間内に痛みを取り、根本的な改善が出来るようになりました。

原因と分析
治療方針
来院目安
患者様の声

肩・四十肩・五十肩の患者様の声

    [五十肩]先生の技術が高くとても的確であることが体で納得でき、安心感と信頼感が私のベースにできたので続けることができました

    ※効果や感じ方は人によって異なります

    患者様のお声(54歳女性) どのような症状で来院されましたか?(痛みの状態や程度、期間・日常生活の不都合や精神的苦痛など出来るだけ詳しくお願いします) ○左肩、真上に腕を上げると痛みがあるだけが2ヶ月 拘縮が始まり真上に上がるけれど耳にぴったりつかない、背中へ回りにくくなった期間が更に2ヶ月。 そこから半月程で一気に悪化し、腕の付け根周辺がひねられてちぎれそうに感じる痛み、上腕の痛みが激しく腕全体への放散痛もつらい、夜間痛で細切れにしか眠れない、腕が曲がっている様な間隔と痛み。 腕力低下しお茶碗も持てない。 歩いて方が揺れても痛い90°しか上がらないが2ヶ月 治療後はどのように改善されましたか […]

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    [上腕の激しい痛み]集中的に治療していただいた事で2〜3回目で日々の痛みは感じなくなりました。

    ※効果や感じ方は人によって異なります

    患者様のお声(56歳男性) 当院を選んでいただいた理由 荷物をもって右手をひねった際に「筋違い」の様な症状になり、3ヶ月程度、月に1〜2度自宅最寄りの整形外科医院で、電気刺激による治療を受けていたが、動かさない状態でも痛みが引かず、通院時に目にしていた案内表記を見て、「とにかく痛みを取って欲しい」との思い出お訪ねしました。 何回目で改善を実感できましたか? 4〜5日程度の間隔で集中的に治療していただいた事で2〜3回目で日々の痛みは感じなくなりました。 ただ、物を持ち上げる際に、腕をねじる様な動きが加わると少し痛みが残る事があり、治療を継続していただきました。 症状の改善までかかった期間 【通院 […]

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    [五十肩]激しい痛みもなく、ほぼ真上まで肩があがる様にあがりました。

    ※効果や感じ方は人によって異なります

    患者様のお声(53歳男性) どのような症状で来院されましたか? 五十肩で右手が真横まで動かない状態で3か月ほどつづいてました。 ひとことお願いします 激しい痛みもなく、ほぼ真上まで肩があがる様にあがりました。 鍼灸治療の不安はありましたか?施術後はどう感じましたか? 最初は少し不安がありましたが、とくに痛みなどは有りませんでした。 方はかなり広い範囲で動く様になりました。

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    [神経痛・四十肩・五十肩]気がつけば痛かったことを忘れていました。

    ※効果や感じ方は人によって異なります

    患者様のお声(42歳女性) どの様な症状でご来院されましたか? 肩から肩甲骨にかけて電流の流れる様な痛み。(少し動くとビリビリする) 腕が上がらない。 肩から指の先にかけてのしびれ。 その症状はどれぐらいの期間悩まれていましたか? 一週間くらい。   鍼灸治療の不安はありましたか?施術後はどう感じられましたか? 初回は不安でしたが、先生が安心できるように声がけして下さったので、大丈夫でした。 施術後は体があたたかくなってきて、痛みもやわらいでいました。 その後数日間は動かしにくかったのですが、気がつけば痛かったことを忘れて普通になっていました。 治療を終えて、ひとことお願いします が […]

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    昨夜の痛みがウソのように朝までぐっすり眠る事が出来ました。(五十肩)

    ※効果や感じ方は人によって異なります

    患者様のお声(53歳会社員) どのような症状で来院されましたか? 左腕が痛くて、あげる事ができなくて 夜、痛くて寝むれなくて行きました。 治療後症状はどのように改善されましたか? 夫がネットで探して、駅の近くなので一度行き 良かったので、進めてくれました。 当院の施術を受けられた感想を自由にお書きください。 五十肩でした。 少し痛かったのですが、施術を受けた夜は昨夜の痛みがウソのように痛みがなく朝までぐっすり寝むれました。 施術の事を解りやすく、ひとつひとつ丁寧に説明してくれてこれからの施術も教えてくれました。 それに専用の服があるので、女性も無理なく受けられて良かったです。 体調が悪い時はと […]

    続きを読む

    相当スッキリでき満足しています。(五十肩)

    ※効果や感じ方は人によって異なります

    患者様のお声(43歳男性) ある日突然右肩に鈍痛を感じ数日を過ごしていました。 過去(37歳の頃)に左肩の痛みで1年以上辛い経験をしましたので今回も五十肩かと思い、長引くのが嫌だったのでネットでいろいろ調べた結果、本院で見て頂く事となりました。 鍼治療の経験はなく正直不安でしたが、最初の問診から丁寧にご説明頂き安心出来ました。 結局15回コースでの治療となりましたが、相当スッキリでき満足しています。 通常のイメージで鍼治療は20本程度の鍼を打つ程度かと思っていましたが、毎回100本以上、多い時は200本以上時間をかけて施して頂きました。 また、当初の五十肩治療以外にも長年なやんでいた膝痛も同時 […]

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    毎回来るたびに体が楽になるのがとっても嬉しいです(五十肩)

    ※効果や感じ方は人によって異なります

    患者様のお声(63歳女性) どのような症状で来院されましたか? 五十肩になって整骨院、整形外科、いろいろなところに行っても治らなく、 左の方が上に上がらないし、痛いし、夜も眠れないし、精神的にも落ち込んでいました。 治療後症状はどのように改善されましたか? 肩だけでなく、腰から首、体全体にびっくりするほど鍼をうっていただき、 毎回来るたびに体が楽になるのがとっても嬉しいです。 これからもお世話になろうと思っています。 他の院と違うと思った点や、ご意見、ご感想をお聞かせください 親近感があって、患者さんが納得いくまで説明してくださって、気取らない優しい先生で、ご縁があってよかったと思っています。 […]

    続きを読む

    肩は一回で痛みが和らぎ腕がかなり上がり、右腰の強かった痛みもなくなりました(五十肩・腰痛)

    ※効果や感じ方は人によって異なります

    患者様のお声(50代 OL) どのような症状で来院されましたか? 五十肩と腰痛 当院を選んで頂いた理由 ネットで名前を見つけ、昔から院をされていた事を知っていたので、経験の多い先生だと思いました。 当院の施術を受けられた感想を自由にお書きください。 骨に問題があると思っていましたが、筋肉だと教えて頂き少し安心しました。 私もヨガに興味があるので、出来る時(時間が合うとき)にはぜひ参加させて頂きたいと思います。   患者様のお声(50代 OL) どのような症状で来院されましたか? 五十肩と腰痛 当院を選んで頂いた理由 ネットで名前をみつけ、昔から医院をされていた事は知っていたので。 初 […]

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    5回目には手が上まであがるようになっていた(五十肩・肩こり・腰痛)

    ※効果や感じ方は人によって異なります

    患者様のお声(44歳 販売) どのような症状で来院されましたか? 腰痛・五十肩・肩こり 当院を選んで頂いた理由 職場の人に聞いて 当院の施術を受けられた感想を自由にお書きください。 ■五十肩 痛みが出てだいぶ時間がたっており、回復までにかなりかかるだろうと思っていましたが、5回目には手が上まであがるようになっていたのでよかったです。 ◼︎腰痛・肩こり 腰痛も肩こりも来るたびにケアしてもらっており、忙しい年末年始もぎっくり腰も出ず(痛みもでず)今回に至ります。

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    マッサージで良くならなかった四十肩とコリが良くなり助かりました(四十肩・肩こり)

    ※効果や感じ方は人によって異なります

    患者様のお声(37歳 事務職) どのような症状で来院されましたか? 左肩の四十肩とコリ 当院を選んで頂いた理由 ネットにて検索 初めて施術を受けた時、どのように感じましたか? 気になっていた病みがかるくなった その後、症状はどのように改善されましたか? いたみ、ダルさなど感じなくなった 当院へ通われてから、ご自身の身体について気づかれたことはありますか? 肩のコリもとても、良くなった 他の院とは違うと思った点や、ご意見、ご感想をお聞かせください マッサージで良くならなかった所が良くなり助かりました

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