患者様の病態分析

[顎関節症] 24歳 男性 K.Nさん

主訴

顎関節の疼痛

随伴症状

〇首・肩のこり、腰痛

現病歴

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重い物を持つ仕事をしています。肉体的にきつい仕事で、首や肩がよくこります。2週間前から顎が痛くなり、口を大きく開けると痛みます。
またものを噛むときに痛みます。咀嚼するのがとてもしんどいです。歯が痛いのかと思って、歯医者に行きました。
歯医者では歯は悪くないので、口腔外科に行きなさいと言われました。
大きな病院の口腔外科に行きました。そこで顎関節症と診断されました。マウスピースを作って、1ヶ月様子をみようと言われました。
1ヶ月後にまた来て下さいと言われましたが、あまりにも痛いので、これは耐えられないと思って、ネットで検索し、
当院が顎関節症に対して多くの症例を持っていることを知り、来院致しました。

現象

  • 口を開けると指3本で痛みが出て、それ以上開けられない
  • 首・肩、肩背筋群の筋肉の筋緊張著明
  • 腰部の筋緊張著明

方解

~凝りが原因で疲労がたまります~

仕事で、毎日力の入る仕事をしている。首・肩・背中・腰などに大きな負荷がかかって筋肉がこってくると、疲労が溜まりやすくなる。

~疲労が原因で顎にも力が入るのです~

疲労して力仕事をすると、気合いが入り、首や肩、顎にも余計な力がかかる。特に口を噛みしめないと力が入らない。

~顎関節症を引き起こします~

そんなことをくり返しながら、身体に疲労が溜まり、首・肩がこり、更に咀嚼筋の強度な筋緊張をもたらしたものである。

治療方針

~まず全身の筋肉をほぐします~

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腰・首・肩の筋肉を徹底的にほぐして、身体の疲労を取り除いていく。

~顎関節の咀嚼筋を丁寧にほぐします~

顎関節は丁寧に、咬筋、内側・外側翼突筋、側頭筋をほぐしていく。口を開けた体勢でも鍼をうって、筋肉を緩め、早く、完全に(4本以上)開口できるようにする。

~痛みの改善までの治療回数を、4回を目標とする~

顎関節の緊張を取り除き、ものが噛めるようにすることと首・肩・腰の筋肉をやわらげ、同時に身体の疲労も取り除く。治療回数は4回を目標とする。

治療経過

第1回目治療

痛みの強さに変化はありますか?
口が1回の治療で普通に開くようになり、痛みが半分以上軽減しました。

第2回目の治療

痛みの強さに変化はありますか?
痛みが三分の一になりました。

第3回目の治療

痛みの強さに変化はありますか?
四分の一になりました。

第4回目の治療

痛みの強さに変化はありますか?
痛みが完全に消失しました。もうなんでも食べられます。肉もOKです。

第5回目の治療

痛みの強さに変化はありますか?
痛みは4回目の治療でなくなりました。今日は仕事に疲れたので、首、肩の治療をお願いします。
公開日:2017年9月28日 ©