患者様の病態分析

[腰の痛み] 女性 H.Yさん

現病歴

youtsu_woman
普通の速度で歩くと、左殿筋がぎゅっと痛くなるので、腰を少し前にかがめて、ゆっくり歩くことができない。時々ぎくっとなって、それ以上歩けなくなるときがある。

夜寝返りをすると、左臀部が痛くなる。

お尻が痛み、階段の上り下りがしんどい。その痛みは、鼠径部や左の坐骨にも神経痛様の痛みが走る。

整形外科では、すべり症と言われて、整形外科は三件行ったが、一件目は軽いヘルニア、後の二件はすべり症であるといわれた。

薬を服用しても一切効かず、カイロやAK療法にも通った。いずれも効果がなく、病院まわりをして7,8年になる。どこにいっても治らなかった。

これまで全て、骨が悪いと言われ、骨の治療ばかりを行ったが、私は筋肉が関係しているように思います。

今度こそ、根本的に治りたいと思い、当院のホームページに出逢いました。当院のホームページには、筋肉についても詳しい説明がされ、ここしか治らない、最後の砦だと思って、来院した。

現象

  • 腰部筋緊張あり
  • 臀筋群 筋緊張著明
  • 大臀筋・中殿筋・梨状筋・外旋筋群
  • 徒手検査
  • SLR・Kボンネット・股内旋外旋テストなど、全ての徒手検査では異常はなかった
    腰椎の4番に階段状変形をわずかに認める

病態分析

428752
徒手検査では異常はない

以上より、骨には大した異常がないことがわかる。ヘルニアも軽度である。また、分離すべり症も軽度である。

腰部の筋緊張著明・臀筋群の筋緊張著明であり、歩行が困難なのは、筋肉の緊張が最大限に高じたものである。筋肉は押圧すると炎症反応や押圧痛があるが、筋肉が硬いというよりぬまっている。

自然界の例で例えると、よく耕した畑を1、2年放っておくと硬くなったり、沼地になったりする。現在の状態は筋肉の問題であり、筋肉の状態を快復させれば、歩行は快復する。7年も8年も苦しむような病態でないことは、筋肉と骨の両方の角度から診ると、明らかである。

したがって、10回でぬまった筋肉を鍼で戻し、後の10回で弾力のある筋肉に鍼で変えていく。灸も利用する。

10回以降は、リハビリを併行し、弱った筋肉の強化に努める。

公開日:2017年10月1日 更新日:2017年9月28日 ©