update:2012年3月28日 最終更新日:2012年3月28日

中医学による正しい風邪の治し方⑩

※効果や感じ方は人によって異なります

―入浴について―

表寒証の場合
入浴は発汗を促し、体表を温めリラックスできるので可能である。
腰、足より入りよく温めて、最後に肩までぬくもって出るとよいでしょう。

表熱証の場合
入浴は熱を誘発して体力を奪われやすいので短時間で発汗させるのにとどめます。

では、それぞれのタイプについての対処法をみていきましょう。

大切なことは、タイプによって対処法が違うということなのです。
カゼのひきはじめの代表薬に麻(ま)黄湯(おうとう)、桂(けい)枝(し)湯(とう)、銀翹散(ぎんぎょうさん)があります。麻黄湯は表寒証に、桂枝湯は表虚証に、銀翹散は表熱証に用います。
しかし、日本では表寒証には麻黄湯の代わりに葛根湯がよく用いられています。
カゼのひきはじめに葛根湯とよく言われますが、これは風寒の邪によって冷やされた身体を温めて発汗させ、病邪を追い払う薬です。

主薬の葛根は辛(しん)涼(りょう)解表(げひょう)薬(やく)なので、表熱証の初期にも用いることができます。
ですからとても便利なのです。しかし、葛根湯はどんなタイプのカゼにでも区別なく用いられていますが、表虚証には用いてはなりません。
なぜなら、表虚証は少し動くと汗が漏れでて風にあたるのが特に嫌な感じのタイプのカゼのひき始めです。
葛根湯では汗が出すぎてかえって体力を消耗するからです。

また、のどの痛みや熱っぽい感じが中心の明らかな表熱証には適切ではありません。
体表に侵入した邪が風熱の場合は、発汗させるのは同じですが、熱を取り去る清熱の効果をもつ薬が必要なのです。のどの痛みや腫脹、熱っぽいのは明らかに熱邪によるものなのです。
すなわち清熱して発汗させなければならないのです。
同じ発汗でも、身体を温めて発汗させるか、身体を冷やして発汗させるかということは大きな違いです。
表熱証の代表方剤は銀翹散なのです。
のどの腫れや痛み、頭痛から始まる風邪です。

表虚証の代表方剤は、桂枝湯です。
ちょっと動くだけで自然に汗が漏れる、ちょっとした風でも風に当たるのが嫌だ、身体が熱っぽい。
このように、カゼのひきはじめには三つのタイプの薬が必要ということになります。
表虚証とは、風邪(ふうじゃ)が体表を襲い、衛陽がやぶられて、衛気不固となり、汗が漏れでています。病位は表にありますが、表衛が傷られて気虚の症状を伴うのです。ですから、軽い発汗により病邪を身体の外に追い出す薬と、体内の衛気が漏れないように、補陰する薬が中薬の主薬となります。
追い出す手段は発汗ですが、三つのタイプによって、発汗のさせ方が違うということです。温めて発汗させるか、清熱して発汗させるか、ということです。

このように治療方法が違うので、カゼの症状から正しい病態である証を判断する必要があるのです。
一つは病位、もう一つは侵入した邪の種類です。

※効果や感じ方は人によって異なります

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