update:2012年3月25日 最終更新日:2016年6月21日

正しい風邪の治し方⑦

※効果や感じ方は人によって異なります

風寒のタイプの治療方法についてご紹介します。

治療方法  疏風散(そふうさん)寒(かん)・辛(しん)温(おん)解表(げひょう)

・鍼灸 
処方 風門(ふうもん)・大椎(だいつい)・合(ごう)谷(こく)・外関(がいかん)・列缺(れっけつ)・風府(ふうふ)・曲(きょく)池(ち)
より証候に合わせてツボの特異性を考慮して数穴選択し、鍼と灸法を行います。

・方剤
処方 葛根湯です。
組成 葛根、麻黄、桂枝、勺薬、生姜、炙甘草
効能 発汗(はっかん)解表(げひょう)・昇津舒筋(しょうしんじょきん)
配伍の分析 桂枝湯に葛根,麻黄を加えたもので、葛根により津液を上昇させ筋脈を潤し調和営衛を計りながら発汗(はっかん)・邪(きょじゃ)します。
葛根は方中の君薬、すなわち、主薬ですが、麻黄を加えることにより桂枝湯よりも発汗が強化されていますが、峻(しゅん)汗(かん)の必要はなく,勺薬により斂陰和営を図っています。
各生薬の効能を以下に示します。

 葛(かっ)根(こん)…解表退熱(げひょうたいねつ):津液を上昇させて筋を潤し、後背部の緊張を緩めます。
   昇津舒筋(しょうしんじょきん):津液を上昇させ,筋肉を潤し後背部の緊張を緩めます。
 麻(ま)黄(おう)…発汗(はっかん)解表(げひょう):麻黄は特に発汗作用に優れ、発汗により肌表
の病邪を追い出します。
 桂(けい)枝(し)…散寒通絡(さんかんつうらく):桂枝は経脈を温めて寒邪を散じて経絡の凝滞を
      通じさせます。
 勺(しゃく)薬(やく)…斂(れん)陰和営(いんわえい):収斂作用により、陰を強めて(そう)理(り)※を引き締め、営気が漏れでるのを防ぎます。
 生姜(しょうきょう)…桂枝の解表、散寒作用を助けます。 
 大棗(たいそう)…勺薬の斂陰和営作用を補佐します。   
 炙甘(しゃかん)草(ぞう)…生薬の調和をします。
※生姜、大棗、甘草…衛気は中(ちゅう)焦(しょう)で作られるので胃気を強化して免疫力を強めます。
※(そう)理(り)とは皮膚や筋肉のキメで、皮膚や筋肉間の結合組織のことです。

※効果や感じ方は人によって異なります

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