update:2012年3月3日 最終更新日:2012年3月3日

わかりやすい中医学入門 序論5

※効果や感じ方は人によって異なります

気(き)というエネルギーは、今の例のように消耗したり、補われたりする他に、渋滞を起こします。
例えば、Cさんは、朝早くから、夜遅くまで会社に出て、力いっぱいがんばっています。
それでも目標には今ひとつ届かず、上司の要求を満たすことができません。
「こんなにがんばっているのに評価されない。」という理不尽な気持(きも)ちと、義務感とが交錯して、心の中で葛藤が起こっています。
そして、激しい怒りの感情と、どうしようもない苛立ちを感じています。
イライラして思考がまとまらない状態です。
一方Dさんは、「いくら一生懸命やっても認められるような業績をあげることができない。自分でもいい仕事をしたとはいえないし、自分には才能がないのだろうか?」とため息をつきながら、くよくよとして、気持(きも)ちが落ち込んでいます。
両者はどちらも気(き)が渋滞している状態で、中医学では、これを気滞(きたい)といいます。
気滞(きたい)の場合は、気(き)をめぐらすことが治療方法で、理気(りき)といいます。
気滞(きたい)には、Cさんのように激しい怒りや、感情の起伏となって強くあらわれる場合と、Dさんのように、落ち込んでいくタイプとがあります。
Cさんのタイプは、気(き)が鬱(うっ)して、燃えあがっていくタイプで、イライラや焦燥感、感情をコントロールできずに、急に怒りやすくなる、といった症状がでてきます。
さらに症状が進むと、目が赤い、顔が赤い、口が苦い、寝つきが悪い、悪夢を見る、頭部の膨張感、激しい頭痛、といった症状が出てきます。
Dさんのタイプは、くよくよしやすい、よくため息をつく、落ち込みやすい、眠りにくい、といった症状が出てきます。

今度は気(き)が不足するとどうなるかを、みていきましょう。
生まれつき元気(げんき)の足りない人や、栄養不足によるもの、または、大病や長期間にわたる病気、老化及び過労は、気(き)の消耗をまねきます。

気(き)づかいしすぎる、考えすぎる、悩みつづける、耐えられないような悲しみ、睡眠不足や過労の積み重ね、は気(き)を消耗します。

中医学では、気(き)の不足状態を気虚(ききょ)といいます。
気虚(ききょ)の場合、気(き)を補うことが治療方法で、補気(ほき)といいます。
気虚(ききょ)の症状は、以下のとおりです。
疲労しやすい、倦怠感、動くとすぐ疲れる、息切れしやすい、しゃべるのがおっくうでぼそぼそと話す、汗が出やすい、顔色が白い、風邪をひきやすい、などです。

さて、先ほども述べましたが、気(き)は使うと消耗しますが、休んだり、気(き)持(も)ちが満たされることによって、補うことができます。
消耗する、補えるという点から考えれば、気(き)は物質のようでもあります。

中医学の、気(き)について簡単に述べましたが、これは中医学の言葉や考え方に慣れていただくためです。

あらゆる疾病は、気(き)・血(けつ)・津液(しんえき)の停滞や不足を伴っていて、気(き)・血(けつ)・津液(しんえき)の停滞や不足は、臓腑の生理作用の失調、また複数の臓腑の生理作用の失調によって生じます。
このような気(き)・血(けつ)・津液(しんえき)の障害や、臓腑の生理作用の失調は、私たちの日常生活における精神活動や肉体的活動によって、つくりだされるのです。
臨床では、複数の臓腑の生理機能の失調がからまって、疾病を起こしているのがほとんどなので、臓と臓が協調して行う生理活動を、よく理解することが必要になってきます。
では、これから、気(き)・血(けつ)・津液(しんえき)の生成、作用、病理、治療方法、臓腑の生理作用などを、具体的にみていきましょう。

※効果や感じ方は人によって異なります

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